NEWS / COLUMN

2022.08.04

なぜ新築には断熱性能が重要?

これからの家づくりは、大きく変化します。

「そこで今までの日本の住宅はどうだったのかお話しましょう」

日本の住宅は、ほかの先進国の住宅に比べ「断熱性能」が大きく劣っています。

では、日本は断熱性能を重要と考えてこなかったのでしょうか?

今後、「家の断熱性能」は格段に向上する・・・

なぜ、先進国の断熱性能より日本の住宅の断熱性能が大きく劣っているの?

理由1,制度面の対応が遅れている

日本の住宅の断熱性能の基準である「省エネ基準」は、ほかの国に比べて

非常にゆるい水準です。

しかも、ほかの国では、基準への適合が義務付けられているのに、日本では、

義務付けされていません。

しかし、ここ最近、日本の住宅性能に関する法制度は、方向転換しています。

今後法制度が大きく変わり、数年後には、新築住宅の性能が大幅に向上します。

家の新築を考えておられる方は、これからの国の動きを見据えて家づくりをしたいものです。

今からなぜ「断熱性能」を重視しなければいけないの?

では、断熱の目的は何でしょうか?

断熱とは、屋外と室内の間での「熱の出入り」を防ぐことです。

住宅の断熱性能を高めることにより、冬は、少ないエネルギーで家じゅうを

暖かくすることができます。

つまり、断熱効果には、大きく分けて「暖房の省エネ・省コスト化」と

「健康・快適な室温環境の実現」です。

日本の「住宅性能の現状」について

現在の最上級の「断熱等級4」は、

1,999年に定められたもので、20年以上前から変わっていません。

1999年の時点でさえ、大したレベルではなかったので、今では全く不十分です。

しかも義務ではなく、あくまでも推奨という扱いだったので、

いまだに等級4を満たしていない新築が堂々と建っているのが現状です。

なぜ低いレベルの断熱性能が続いていたのでしょうか?

我が国の省エネは、1970年代のオイルショックがきっかけで始まりました。

当時は、テレビやエアコンが急速に普及したことで、家電の節電が重要視されました。

おかげでエアコンの効率化は進んだのですが、建物の性能は軽視されました。

そもそも、日本では、「冬は寒いのは当たり前」という考えです。

「冬は寒い方が鍛えられる」という意見も聞きます。

また、人がいる部屋だけ控えめに暖房する「部分間欠」の使い方が

普通なので、暖房のエネルギーやコストもそれほど大きくありませんでした。

最近になってようやく、家の中の寒暖差が血圧の急に変化することで起きる

「ヒートショック」が問題視され、住宅の断熱性能が注目されるようになりました。

なぜヒートショックの解決に断熱が必要なのですか?

そもそも、人の身体は、数百万年間住んでいたアフリカの暑くて乾燥した

気候に最適化されています。

日本のように夏は蒸し暑く、冬は寒い気候では、そのまま暮らせません。

人が健康・快適に暮らすには、適切な温熱環境が必要です。

ヒートショックの予防には,家中いつでもどこでも18℃以上を確保することが

大きな目安になります。快適に住むには、気温22~26℃が目安です。

このように家中を健康快適な温度に保つために、「全館連続」の暖房をすると、断熱性能が

低い日本の住宅では、膨大なエネルギーが必要になり、暖房費も高くついてしまいます。

健康・快適な室内環境を少ないエネルギーで実現するには、熱の勝手な出入りを防ぐ

断熱が不可欠なのです。

現在、世界で様々なことが起きていて、電気代の高騰など、私たちの家計は圧迫しています。

これから新築を考えらる皆様には、光熱費もお考えになって、

高断熱なお家をお勧めしたいです。