こんにちは、
弊社、アイラシックホームは石川県小松市で高気密高断熱の住宅を
建てている小さな工務店です。
今日は、「エアコン配管」についてお話します。
弊社は、自分でエアコン工事をしているので問題はないのですが、
普通の工務店は、ほとんど協力会社である電気工事店に依頼されていると思います。
そこで、注意してほしい点を書いていきます。
エアコンの施工は、家を建てる住宅会社が取付けすることもあるし、
電気屋さんや家電量販店で購入して取付することもできます。
しかし、あとあと問題になってくる原因が住宅会社と関係のない
電気屋さんや家電量販店で購入した場合なのです。
では、どういうところが問題になるのでしょうか?
1,家を建てる際のエアコンの穴
2,室外の配管は化粧カバーで覆う
3,配管を通した後の気密・断熱処理
では、少し詳しく見てみましょう!
1,家を建てる際のエアコン配管の穴
エアコンをつける際は、エアコン用のコンセントと65mmの穴が必要です。
住宅会社によってはコンセントは取り付けてくれるのですが、
配管の穴まではオプション工事で、言わないと開けておいてくれない場合が
多いので注意したいものです。
特に子供のお部屋は配管の穴は取り付けした方がよいです。
穴がなくて後から開ける場合は、事前に耐力壁か調べて、筋交の位置を
確認する必要があります。
穴をあけたところに筋交いが入っていて、配管が当たり、筋交いを
切らなくなることもでてきます。
また、穴をあけると断熱材が入っています。配管を通すのに断熱材を
切ってしまう必要が出て断熱欠損が起きることもあります。
では、なぜそうなるのでしょうか?
住宅の専門知識がない業者に、家が建った後で施工してもらうからです。
【ではどうしたらよいか】
*家を建てる時に、配管を通すための穴を開けておいてもらう
*後から開ける場合でも施工や仕上げを監督をしてくれる会社に依頼する
ちなみに弊社では、高気密・高断熱住宅なので必要箇所は、お客様と
打合せ時に決めて弊社で工事をしております。
2,室外の配管は化粧カバーで覆う
配管は、外に出てきて室内とつながります。
この配管をテープで巻いて終わらせる業者と配管カバーを取り付ける業者
がいます。
配管カバーを取り付けると10000円前後かかりますが、
取り付けた方が良いです。
なぜなら「外観の見た目がきれいです」
「配管や巻かれた保温材の劣化も防げる」です。
ただし、化粧カバーを取り付けする場合は、外壁に穴を開けます。
その穴を開ける部分や配管の取り出し口の防水処理や、気密処理
ができていないと雨漏れや家の躯体の劣化が進みやすくなります。
やはり、これも住宅の専門知識がある施工や仕上げを監督をしてくれる会社
に依頼することをお勧めします。
3,配管を通した後の気密処理・断熱処理
エアコンの配管が通り穴を事前に開けておくことをお勧めしました。
穴が開いているということは、家の中と外がつながっていることです。
普通は、配管を通したところを粘土パテで隙間を無くします。
しかし最近の高気密・高断熱住宅では、配管を通した穴のところにウレタン
を吹き付けて、気密・断熱性能のを下げないように処理をしています。
やはりこれも、専門知識のある施工業者や監督をしてくれる住宅会社で
取り付けた方が良いです。
また、その他、「なるべく室外機は、雨のあたらない日陰に設置した方が良い」
「室内機と室外機の距離は、なるべく近く、5㎡以内がベストです」
まとめ
「エアコンは新築する会社で取付てもらう!」
ポイント
*エアコンを後からつける場合でも貫通穴を開ける。
*配管カバーはケチらず取付する。
*配管が外に出る部分の気密断熱処理をする。
*室外機は通気性の良い場所に設置する。
*間取りを考える時にエアコンの場所も決める。
*なるべく日陰に配管は短く取り付ける。
家を建ててもらう住宅会社さんにアドバイスをもらいながら
後悔しない家づくりをしてくださいね。