2024.09.22

子育ての親御様が新築で考えたいポイント

皆さまこんにちは。
弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に
「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、
気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている
小さな工務店です。

今回、子育ての親御様が家づくりで考えていただきたいポイントをお話します。

新築をお考えのご家族は、お子様が小学校に入る前や小さいお子様が
おられるご家族が多いです。

ということから、今回は、子育て中の方が住宅選びで考えたいポイント
をお話しましょう!

子育て中のご家族がこれから新築をしようとする場合、
どのような家づくりをしたらよいか悩むことが多いのではないでしょうか?

「子育てしやすいお家がいいなぁ!」と思うのですが、どのような家がいいのか
具体的に思い浮かべるのは難しいですね。

住宅環境で子育てのしやすさは、大きく変わるので、よく考えて家づくりを
進めることが大切です。

今回は、子育て世帯が家づくりで考えるポイントをお話します。

子育て世帯が快適な家づくりをするポイント

特に意識してほしいポイントは次の8つです。

1、家事の最中も子どもに目が届く

2、子どもとコミュニケーションがとれる

3、子どもの成長に合わせて変化できる

4、家事がスムーズにできる

5、汚れに対応できる素材を選ぶ

6、収納力の充実

7、広めの玄関

8、家族全員が集まれるリビングスぺース

では、それぞれのポイントをイメージしやすいようにご説明します。

1、家事の最中も子どもに目が届く

幼い子どもは、親が目を離した隙に、口にモノを入れたり、危ないものを
触ったりなど、いつ危険な状況に陥るかわかりません。
不慮の事故が起きないためにも、家事をしながらでも子どもが目の届く環境
が理想です。
例えば、食事の用意をしながら目の届くキチンや、洗濯しながら子どもの様子
が分かる環境だと安心です。

2、子どもとコミュニケーションがとれる

子どもが大きくなれば、親御さんとコミュニケーションが少なくなります。
帰宅後、玄関から自分の部屋に直行できる間取りだと、よりコミュニケーション
をとりづらくなってしまいます。
そこで、リビングを通って子ども部屋に行く動線を確保したり、子ども部屋
は完全個室にするのではなく、スキップフロアにして空間を区切って設ける
などがお勧めです。

3、子どもの成長に合わせて変化できる

子供の成長は早いので、変化に対応できるお家が理想です。
将来を見据えて計画すると、お家でも過ごしやすさが長くなります。
可変性のある間取りにしておくと、子どもが大きく自分の部屋が
欲しくなった時に柔軟に対応ができます。

4、家事がスムーズにできる

子育てに関係なく、家事がスムーズにできる動線は魅力的なポイントです。
特に子育て世帯は、時間に追われ、効率よく家事をこなしたいものです。
家事の負担を少しでも減らすことで、体力や時間の有効活用につながります。
スムーズな家事動線以外にも、便利な家電や設備に頼るのもひとつです。

5、汚れに対応できる素材を選ぶ

子どもの小さいときは、飲み物やお菓子をこぼすなど、部屋を汚してしまう
ことが多いです。床や、壁紙はなるべく汚れを落としやすく、キズのメンテ
ナンスが楽な素材を選びましょう。
床は耐水性やクッション性があると、汚れやキスの対策もしやすいです。

6、収納力の充実

子どもが大きくなるにつれ、モノもどんどん増えてきます。
幼い時のおもいでの品々もなかなか捨てづらいですね。そこで収納スペ
ースは、余裕をもって間取りを設計したいです。
室内の収納スペースだけでなく、玄関のシューズクローゼットやトラン
クルームがあると、外で汚れたシューズや遊び道具がしまいやすいです。

7、広めの玄関

子どもの小さいときは、靴の脱ぎ履きも親の手が必要です。狭い玄関だと
窮屈で大変なので、少し広めの玄関がおすすめです。
余裕のある広さなら、ベビーカーを置くこともできます。

8、家族が集まれるリビングスペース

家族団らんを楽しめるリビングは、子育て世帯により大切な空間です。
リビングで過ごしやすい環境は、親御様の子育てに関するコミュニケー
ションの場として、集いやすい空間を作ることがポイントです。

子育てしやすいおすすめの間取り

子育てに快適な家づくりで、取り入れりとよいお勧めの間取りをご紹介します。
間取りや設備に工夫すると、すべての面で過ごしやすい家づくりができます。
キッチンや収納のスペース、住まいの空間をつくるのに便利な設計など参考に
してもらえればうれしいです。

1、オープンキッチン・カウンターキッチン

オープンキッチンやカウンターキッチンならば、お料理をしながら子どもの
様子を見ることができます。子どもに目が届くだけでなく、会話がしやすい
ところもメリットです。
明るい印象のキッチンで、子どももさみしくならないLDKの空間になります。

2、土間

広い玄関にも関連しますが、玄関に土間スペースがあると、汚れ安い
ベビーカーやアウトドア用品やゴルフバックの収納ができます。特に
子供の遊び道具は、泥や土をつけて帰ってきます。
そんな時に土間があると、汚れを気にしなくても収納できます。
また、土間であれば、汚れていても水洗いができるので、掃除がしやすいです。
ぜひ、玄関まわりに余裕があれば、取り入れたい便利な空間です。

3、小上がり

一つの空間の中で、区切りをつけたいときに便利なのが「小上がり」です。
同じ空間内でも、床に段差を作ることで違う空間という認識になります。
子どもに目が届き、コミュニケーションも取りやすく、そのうえ別のお部屋が
作れるという感覚です。

3、可動式レイアウト

間仕切りを動かしてレイアウトを変えられる「可動式レイアウト」は、間取りの
変更が簡単にできます。子ども部屋が必要にコストをかけずに対応できるので、
変化に対応しやすく便利な設計です。

子育てを中心にした家づくりの注意点

子育てしやすい家づくりは、子ども中心になりすぎることでが注意するところ
です。スペースの活用や使い方に気をつけましょう。

1、使わなくなるスペースに注意

子ども中心に部屋や収納スペースをつくってしまうと、子どもが成長した後に
使わなくなるスペースになる可能性があります。
将来の様々なケースを考えて家づくりをしたいです。ゆくゆくは子どもが
自立して、家を出た後に部屋や収納スペースが空いてきます。その時に無駄な
空間にならないようにいろいろなパターン活用を考えておくと安心です。

2、キッチンの侵入に注意

子どもに目が届きやすいオープンキッチンやカウンターキッチンは、子育て
しやすい家づくりには、おすすめですが、こどもがキッチンに入りやすいことは、
注意したいポイントです。
包丁など危ないものもあり、興味でコンロの火をつけてしまうことも考えられます。
誤って子どもがけがをしないように、対策をしておくことが重要です。