皆さまこんにちは。
弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に
「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている小さな工務店です。
暑い日が続いていますね。
昨日は、神奈川県で、一昨日は宮崎県で震度5以上の地震が起きました。
今年1月1日には能登半島地震で震度7が起きています。
今回の地震では、南海トラフとの関連もいろいろいわれています。
お盆休み中は、少し緊張感、心配が漂う感じになりそうです。
皆様もご家族で旅行や海水浴に行かれる方も多いと思いますが、
前もって情報などを入手された方がいいと思います。
では、これからの家づくりはどうすればいいのか、一緒に考えてみましょう!
耐震等級には1~3のランクがあります。
耐震等級1は、震度6強の地震に1回は耐えられます。
しかし、1回目のダメージ次第では、2回目は、耐えられないかもしれません。
何回もお話しておりますが、
耐震等級2は耐震等級1の1.25倍
耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の強度
というのがざっくりの説明になります。
能登半島地震での住宅の各等級のどのような結果だったのかは、
現在調査中になります。
熊本地震の場合は、調査が行われ、耐震等級ごとにどのくらい被害が
あったのかというのが公表されております。
↓ ↓
https://ohtori1.com/l/m/NhX14Qdyhkgwl
熊本地震のように震度7が2回来た場合、
耐震等級1の建物であれば、6%程度の確率でその住宅には
住めなくなります。
例えば、耐震等級1で建てられた20区画の分譲住宅が
あったとしたら、1軒は壊れて住めないという感じにになります。
耐震等級3の建物で住めなくなった建物は1軒もありません。
耐震等級1と耐震等級3との違いは、
大きな地震が来た後にも、その家に住み続けられるかどうか
という性能にあると思っていただければと思います。
地震からは、命は守れたけど、家が住めなくなってしまった
ということになると、経済的にも家計にも大きな損失が出ます。
地震保険に入っていなかったり、
入っていても思っていた金額がおりなかったり、
ということがあるとさらに大変になります。
耐震等級1から耐震等級3に上げるには、
構造の補強にかかる費用は住宅の大きさによるので
およそ100万円~かかるかな?です。
「えええ、そんなにかかるの?」と思われますでしょうか?
もし、そう思われるのなら、家を建てるのはどうかな💦
ご家族の将来の安心、安全と100万円を天秤にかけて、
100万円の方が重くなるようなら、
ご自身の家づくりの目的を見直してもいいかもしれませんね。
家を建てることより、もっと他のことにお金を使った方がいいかも?
例えばご自身やお子様の教育にお金を使い、
更に経済的に豊かに暮らせるようになってから
家を建てることを考えてみても良いのではないでしょうか。
日本で地震が起きると、否応なしに
地震への興味関心が高まります。
ぜひ、ご自身の時代も、後の世代も
地震が来ても住み続けられる可能性の高い、
耐震等級3の建物選んでいただけたらと思います。
現在、世の中では、耐震等級3相当という言葉があり、
そちらをお勧めする住宅会社もあったりします。
【耐震等級3相当とは、】
耐震等級3相当とは、耐震等級3を取得できる耐震性が
ありながら認定機関に審査を受けていない住宅を指します。
「住宅性能評価機関」に性能評価を依頼し、審査を受け、
合格しなければ耐震等級3は正式に取得できません。
構造計算費、審査資料や審査料などを含めて40万円~程の費用を
要することから、耐震等級3相当の家にしながら、正式に耐震等級3を
取得しないケースがあります。
耐震等級3相当が悪いわけではありませんが、
会社としてごまかしたりする体制ができてしまっている可能性
があります。
できれば、しっかりお話を聞いてくれて、耐震等級3や長期優良住宅の
住宅を建てている、建ててくれる住宅会社を選んでほしいものです。