2024.08.10

これからの新築住宅は耐震等級を・・

皆さまこんにちは。
弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に
「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている小さな工務店です。

暑い日が続いていますね。

昨日は、神奈川県で、一昨日は宮崎県で震度5以上の地震が起きました。

今年1月1日には能登半島地震で震度7が起きています。

今回の地震では、南海トラフとの関連もいろいろいわれています。
お盆休み中は、少し緊張感、心配が漂う感じになりそうです。

皆様もご家族で旅行や海水浴に行かれる方も多いと思いますが、
前もって情報などを入手された方がいいと思います。

では、これからの家づくりはどうすればいいのか、一緒に考えてみましょう!

耐震等級には1~3のランクがあります。
耐震等級1は、震度6強の地震に1回は耐えられます。

しかし、1回目のダメージ次第では、2回目は、耐えられないかもしれません。

何回もお話しておりますが、
耐震等級2は耐震等級1の1.25倍
耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の強度

というのがざっくりの説明になります。

能登半島地震での住宅の各等級のどのような結果だったのかは、
現在調査中になります。

熊本地震の場合は、調査が行われ、耐震等級ごとにどのくらい被害が
あったのかというのが公表されております。

  ↓       ↓

https://ohtori1.com/l/m/NhX14Qdyhkgwl

熊本地震のように震度7が2回来た場合、
耐震等級1の建物であれば、6%程度の確率でその住宅には
住めなくなります。

例えば、耐震等級1で建てられた20区画の分譲住宅が
あったとしたら、1軒は壊れて住めないという感じにになります。

耐震等級3の建物で住めなくなった建物は1軒もありません。

耐震等級1と耐震等級3との違いは、
大きな地震が来た後にも、その家に住み続けられるかどうか
という性能にあると思っていただければと思います。

地震からは、命は守れたけど、家が住めなくなってしまった
ということになると、経済的にも家計にも大きな損失が出ます。

地震保険に入っていなかったり、
入っていても思っていた金額がおりなかったり、
ということがあるとさらに大変になります。

耐震等級1から耐震等級3に上げるには、
構造の補強にかかる費用は住宅の大きさによるので
およそ100万円~かかるかな?です。

えええ、そんなにかかるの?」と思われますでしょうか?

もし、そう思われるのなら、家を建てるのはどうかな💦

ご家族の将来の安心、安全と100万円を天秤にかけて、
100万円の方が重くなるようなら、
ご自身の家づくりの目的を見直してもいいかもしれませんね。

家を建てることより、もっと他のことにお金を使った方がいいかも?

例えばご自身やお子様の教育にお金を使い、
更に経済的に豊かに暮らせるようになってから
家を建てることを考えてみても良いのではないでしょうか。

日本で地震が起きると、否応なしに
地震への興味関心が高まります。

ぜひ、ご自身の時代も、後の世代も
地震が来ても住み続けられる可能性の高い、
耐震等級3の建物選んでいただけたらと思います。

現在、世の中では、耐震等級3相当という言葉があり、
そちらをお勧めする住宅会社もあったりします。

耐震等級3相当とは、

耐震等級3相当とは、耐震等級3を取得できる耐震性が
ありながら認定機関に審査を受けていない住宅を指します。

「住宅性能評価機関」に性能評価を依頼し、審査を受け、
合格しなければ耐震等級3は正式に取得できません。

構造計算費、審査資料や審査料などを含めて40万円~程の費用を
要することから、耐震等級3相当の家にしながら、正式に耐震等級3を
取得しないケースがあります。

耐震等級3相当が悪いわけではありませんが、
会社としてごまかしたりする体制ができてしまっている可能性
があります。

できれば、しっかりお話を聞いてくれて、耐震等級3や長期優良住宅の
住宅を建てている、建ててくれる住宅会社を選んでほしいものです。