今回は、床暖房が必要ないかがわかるわけをお話しますね。
まずは、床下を『基礎断熱』という施工法にしています。
それは、基礎のコンクリートを断熱材で覆う工法です。
建物最下部の基礎に断熱材を取り付けし、
基礎からの熱の出入りを防ぐことで、床下の温度をコントロールするので、
床下に断熱材を入れる『床断熱』に比べ
気密性が高く暖かい住宅を作るのに最適です。
この現場では硬質ウレタンフォームの100mmを使用しています。
床下ではなく住宅の基礎立ち上がり部分を断熱材で覆います。
換気口はありません。
暖かい床を実現するために床の気密性をあげるために
隙間にもコーキングをして完成度をあげる努力をします。
住宅基礎を断熱で覆う「基礎断熱』は、寒冷地で普及しています。
基礎コンクリート自体に外気温を伝わりにくくして、
床の空間から暖かくする方法なので、寒冷地では、特に採用されています。
最近では、この北陸でニーズも増えてきています。
これまでは、『床断熱』が多かったのですが、
『基礎断熱』は、『床断熱』に比べ、気密性能(C値)が高めやすく、
結果、暖かいので、お客様の要望である暖かいお家が実現されます。
なぜ床暖房がいらないのかは、
「気密性が高い=余分な冷気の侵入を防ぐことができる」ため、
「基礎断熱」は床が暖かいということです。
全館空調システムや床暖房の設置を検討されている方には、
このような『基礎断熱』に施工方法があることをぜひ知っていただきたいです。