なぜ、温かい家は、重要なのか?
「室温」と「健康」の関係
自分自身お家の価値観が最近変化してきました。
「冬の寒さに耐えるのは、美徳」という考えが覆されてきました。
高気密・高断熱のお家は、必須ということです。
なぜなら、この外気温が0℃であるのにエアコン1台で家のほとんどのお部屋が20℃で保てるということです。
今までのお家のように“寒いお風呂やトイレ”ということがなくなるのです。
住宅の温かさが頭と体の健康に直結するという最近の研究も理解できるようになってきました。
日本の住宅は、欧米の先進国に比べ極端に遅れていると言われています。
そこで、住宅に手を入れることで健康を守る方法もあるのです。
1、 室温は、冬でも18度以上にしましょう。
2、 室温未満は頻尿リスクが5倍になります。
3、 窓から熱を逃がさない方法とは
4、 室温は、脳の若さにも影響します。
1、 我が国で最も寒い北海道では、冬の死亡増加率が低いのです。
一方で、比較的温暖な栃木県は夏よりも冬の死亡率が25%増えているのです。
これより、海外でも同じように、寒い国で冬の死亡者が少なく暖かい国では、その2倍ほどの死者が増えるデーターがあります。
これは、“家の寒さ”に原因があると考えられます。
寒い県ほど家を温かくする対策がとられ、室温が保たれていることが影響しているということです。
これより健康を守る最低温度は、18度以上であることです。
反対に18度を下回ると循環器(血管系・リンパ系)疾患
16度を下回ると感染系(ウィルス・細菌)などの発症や転倒、ケガのリスクが高まるといわれています。
(参考まで)イギリスの室温の指針
◎18度 許容温度
◎16度未満 呼吸系疾患に影響あり
◎9~12度 血圧上昇 心血管疾患リスク
◎5度 低体温リスク
イギリスでの室温の指針ですが、日本には、寒さに関する法規がないのでイギリスでの指針より、住宅を新築・リフォームをする際には、高効率の断熱材での工事は、非常に重要になります。
夜中0時の時点で、室温を18度以上に保つお家に住む人の高血圧発症率を1とすると18度未満の家に住む人たちは6~7倍、高血圧を発症しやすいことが10年間の調査でわかったのです。
加齢、肥満、喫煙、塩分摂取による発症率と比較しても、家が寒い場合の方が発症確率が高かったのです。
ということから何度もいいますが、新築をお考えの方は、ぜひ“温かいお家”をおすすめしたいです。