2022.01.16

寒い家はイヤ!新築なら暖い家

皆様、こんにちわ。 弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に 「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている工務店です。 今日は、「もう寒い家は、イヤなんです、少しの年数でもいいから暖かい家に住みたい。」 というご夫婦が来られました。 「35年前に新築して、断熱リフォームやインナーサッシを取り付けたんですが」 寒いのは、変わらないとおっしゃっておられました。 このお客様は、35年前に建てられたんで、仕方ないかもしれませんが、 新築で建てたお家が寒いなんていう話、信じられますか? しかし、実際にある話なのです。 欠陥住宅でなく、普通に建てた、設計図通り、打ち合わせ通りの 新築のお家が、とても寒いということがあるのです。 家の寒さというのは、一度建ててしまうと立て直す以外の方法は難しいです。 今日のご夫妻も「2回リフォームしたけど変わらない」 と言われたのが事実です。 そのような失敗をしないために、理想の暖かいお家を手に入れるために、 しっかりと知識をつけていきましょう。 一 【1番重要なのは「壁、床、天井の気密性・断熱性】 *上記は気密測定中の写真です 寒い外の空気から家の中を守るために 一番重要になってくるのが気密性です。 難しそうに思える言葉ですが、簡単に言うと、 風が入りやすいかどうか、隙間が少ないかを表したもの になります。 ーー気密性を表す数値ーー 気密性を表す数値としては、「C値」というものがあります。 この数値が小さいほど、隙間風が入りにくく、 気密性が高いということになります。 ≪もちろん外からの冷たい空気が入りにくいだけでなく、 温めた部屋の空気も逃げにくいということです≫ ぜひ、モデルハウスや完成見学会に行かれたら、 「このお家は気密性はいくらですか?」 と聞いてみてください。 例えば 「この家は、気密性は3です」と言われたとしましょう。 それがいいのか悪いのか、判断は難しいですね。 安心してください。 その数値には基準があります。 目安をお伝えしましょう。 この小松市の豪雪地帯では、0.2以下が望ましいです。 ちなみにアイラシックホームでは、C値0.1台は当たり前です。 先日も気密測定をした平屋の新築でC値0.15でした。 加えて、お話すると、気密性(C値)は上記の写真のように 気密測定をしなくては、表すことができないのです。 また、気密性が高いだけでは、意味がありません。 「断熱性」も同時に高くなければいけません。 ーー断熱性を表す数値ーー 断熱性を表す数値は「UA値」です。 窓・床・壁・天井・屋根から、どれだけの熱が室内から逃げていくのかを 数値化したものです。 数値は、基本的にC値と同じく、 数値が小さければ小さいほど断熱性が高い ということになります。 では、UA値は、どこまでが必要なのかの目安は、 費用対効果で考えていくしかないかもしれません。 断熱性をあげるといううことは性能の良い断熱材やサッシなど コストが上がります。 小松市などでは0.4~0.6はほしいです。 ちなみにアイラシックホームは、0.34以下を標準としています。 新築を計画されるのなら、「最高レベルの高断熱・高気密」に すれば間違いなしです。 家を建ててから直すのは、難しいのでしっかり確認したいものです。 今日来られたご夫妻は、良く勉強されていました。 こんなことも言われました。 「どうも、住宅会社によって、技術の差で暖かさは違うのではないのかな?」 と、 その通りだと思います。 住宅会社が、どれだけ「高性能の住宅を建てる必要があるか!」というおもいが強く、 「いいお家を建てる!」というおもいがあるかではないでしょうか。