2022.02.23

床暖房って必要?

2022年版】床暖房設置リフォームの費用!おすすめの種類・メーカー品9選比較 | リフォーム費用の一括見積り -リショップナビ 皆様、こんにちわ。 弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に 「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている工務店です。 弊社にご来店してくださるお客様の9割以上が現状のお住まいに対して「寒い」という不満をもっておられます。 その中でも床が底冷えするから「新築時には床暖房をつけたい」というご希望を持っておられるご家族も一定数いらっしゃいます。 床暖房はあたたかいですよね。エアコンとは違うじわじわ伝わる暖かさがあります。 コストを気にしなくていいなら,全部屋設置したいですね… そうなんです。大切なのはコストです。 採用コストの基本的な考え方とは?詳しく説明します! | リターム(Reterm) コストにも ①初期にかかるイニシャルコスト ②光熱費としてかかるランニングコスト ③定期的にかかるメンテナンスコスト の3つがあります。 床暖房にかかるコストは ①100~200万円程度(種類,大きさにより変動) ②月10,000円前後(1日8時間程度運転で約20畳の大きさ) ③約3年ごとに50,000円(不凍液等の交換) 約10年ごとに30~60万円(部品の修理や交換) ざっくりこの程度です。 私の結論は

「床暖房に回すイニシャルコストを先に家自体の性能にかける」

ことが正解だと考えています。 「家自体を高性能にすること」=「高気密・高断熱」 高気密・高断熱にすればエアコン1台で真冬でも床の表面温度は20℃程度を簡単に保つことができます。 <写真 弊社現場写真風景> ちなみに弊社は 家の断熱性能を表すUA値(外気平均熱貫流率)=0.34(W/㎡K) 家のすき間を表すC値(相当すき間面積) = 0.1(c㎡/㎡) これらを下回る性能の家をづくりを行っておりません。 弊社のオーナー様宅に点検に伺うと 「本当にエアコン1台で真冬でも快適に暮らしています」 「アイラシックホームさんを信用してよかった」 と喜んでくださっています。 事実

弊社のお客様で床暖房設置されているお客様は一人もいません。

また完成見学会で体感して頂いたお客様は口々に 「床温度20℃あるなら冷たくないね」 「床暖房考えてたけど,必要ないかも」 と感想を頂きます。 ある強烈な建築YOUTUBERの方は 「床暖房をつけるということは家の性能が低いと言っているようなもの」 と論じている人もいます。 私はそこまではいいませんが,

「床暖房をつけるイニシャルコストがあるなら先には家の高気密・高断熱化」

は絶対だと思っています。 床暖房の電気代は高い?エアコンとの比較や節約方法も紹介|EGR 仮に床暖房を設置しても高気密・高断熱は必須です。 でなければ暖かい床下からくる熱は天井を超えて外に逃げます。 高性能断熱材は一度充填すれば余計なコストはかかりません。 そして,後から断熱材を入れ替えると,新築時の何倍ものコストがかかります。 電気代であるランニングコストの面から見ると, 真冬には床暖房を稼働させていてもエアコンも同時に稼働させていると思います。 2重の電気代です。 床暖房はもちろん冷房はないので冬の時期以外は一切動かさない。 コスパの面からみるとエアコンより劣ります。 これらを踏まえて本当に床暖房は必要か? そして家づくりの優先順位をしっかり考えていきたいものです。 皆様の家づくりのヒントになればうれしいです。