皆様、こんにちは。
弊社アイラシックホームは、石川県小松市を拠点に、小松市・能美市・加賀市を中心に
「全棟気密検査実施、断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下、
気密性C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を
設計・施工させていただいている小さな工務店です。
「えっ、また電気代上がるの…?」
2025年5月、そんな声が全国で聞こえてきそうです。
2024年度から再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)が大幅に引き上げられることが発表され、月々の電気代にじわじわと影響が出始めています。
この「再エネ賦課金」、実はほとんどの方が毎月支払っているのに、詳しくはよくわからない…というのが現状ではないでしょうか?
今日は、「再エネ賦課金って何?」「なぜ電気代が上がっているの?」「私たちにできる対策は?」という疑問にお答えしながら、これからの時代にあった家づくりのヒントをお伝えします。

再エネ賦課金とは?
再エネ賦課金とは、再生可能エネルギー(太陽光・風力・地熱など)でつくられた電気を、電力会社が一定価格で買い取る「固定価格買取制度(FIT)」を支えるために、全国の電気利用者から集めている費用のことです。
つまり、太陽光発電を設置した人が余った電気を売ることで得られる売電収入の裏側には、私たち消費者が払う再エネ賦課金があるのです。
この賦課金は、毎月の電気使用量に応じて決まるため、電気をたくさん使う家庭ほど影響を受けやすくなります。
再エネ賦課金は毎年見直されますが、2024年度(2024年5月分〜2025年4月分)は特に大きな値上がりがありました。
- 2023年度:1kWhあたり 1.4円
- 2024年度(当初):1kWhあたり 3.49円
- 2025年5月分から:さらに上がって 3.98円 に!
例えば、月に300kWhの電気を使う家庭の場合──
- 2023年度:約420円/月(1.4円×300kWh)
- 2024年度:約1,047円/月(3.49円×300kWh)
- 2025年5月〜:約1,194円/月(3.98円×300kWh)
わずか1年半で月額で約770円、年間では9,000円以上の負担増になります。
電気の使い方を変えなかったとしても、固定費としての電気代がどんどん上がっているのが現実です。

太陽光発電のメリット
「賦課金が高くなるなら、太陽光をつけた人ばかり得してるのでは…?」
そんな風に思う方もいるかもしれません。でも実は、今は売電よりも“自家消費”が注目されています。
太陽光発電の最大のメリットは、自分の家で使う電気を自分でつくれること。これにより、電力会社から買う電気を減らすことができ、再エネ賦課金や燃料調整費といったコストの影響を受けにくくなります。

自家消費で得られる安心感
太陽光で発電した電気を、昼間の洗濯や料理、冷暖房に使うことで、電気代の「基本料金」「再エネ賦課金」「燃料費調整額」のすべてをカットできます。
また、蓄電池を導入すれば、夜間も昼間に発電した電気を使えるため、自家消費率をさらに高めることができます。
「使う分は自分でつくる」
これができる家は、エネルギー価格がどう変動しようと影響を最小限に抑えられます。
今後も上がる電気代
実は、電気代の高騰は再エネ賦課金だけの問題ではありません。
- 世界情勢による燃料価格の高騰(特にLNGや原油)
- 為替レートの変動(円安による輸入燃料費の増加)
- 電力インフラ維持のコスト増加(老朽化対策)
これら複数の要因が重なり、電気代は今後も「緩やかに、確実に」上昇していくことが見込まれています。
電気代高騰にびっくりしない家づくりのポイント
では、これから家を建てる方にとって、どんな家が安心なのでしょうか?
ポイントは以下の3つです。
① 高気密・高断熱で「そもそも電気を使わない家」
エネルギーコストが上がる時代には、「使う量を減らす」ことが最大の節約です。
断熱性能の目安となるUA値が0.34以下、C値0.3以下の高性能住宅は、少ないエネルギーで夏も冬も快適に暮らせます。
特に石川県のような寒冷・豪雪地域では、住宅性能が暮らしやすさと家計に直結します。

② 太陽光発電+蓄電池で「自家消費」
太陽光発電でつくった電気を自分で使う「自家消費」は、電気代の直接的な削減に繋がります。
蓄電池を組み合わせることで、夜間や停電時も安心。エネルギーを“買う”生活から、“つくる”生活へのシフトです。
③ ライフスタイルに合わせた設計
家族の働き方や生活リズムに合わせた設備や設計も大切です。
たとえば、昼間に家にいる時間が長い方は、より太陽光の自家消費効果が得られやすくなります。
まとめ|建てる前の「選択」が、10年後の「安心」に
再エネ賦課金の上昇や電気代の高騰は、個人の努力ではどうにもならない“外部要因”です。
だからこそ、これからの家づくりでは「エネルギーの自立性」がますます重要になります。
「光熱費を気にせず快適に暮らしたい」
「老後まで安心できる家を建てたい」
そんな方には、太陽光×高性能住宅の組み合わせが、これからのスタンダードです。
家は一度建てたら、数十年暮らす場所。
10年後の家計の安心を考えて、今こそ“エネルギーに強い家”を選びませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
気になる方は、ぜひ【住宅見学会】や【家づくり教室】にご参加ください☺️
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