2020.10.25

家づくりで失敗しないために知ってほしい土地探しのコツ➈

土地探し

もっと、良い土地と悪い土地の見分け方

造成地などでは、「〇〇ヶ丘」など、おしゃれな地名が見られますが、造成地以外などでは、古くからの地名も多く残っています。

その地名からも土地の良し悪しはわかります。

例えば、「谷」や「沼」、「田」、「島」、というような湿地を表す地名があります。

町名から歴史的にみて、河川の氾濫地域がわかりますよね。

住環境面から、日当たりや風向きを考えるのなら、まずは、近隣の環境を目で確認することが重要です。

空地や駐車場は注意をしましょう。

今は空地でも、将来、日当たりや景色を遮るような建物が建つ可能性があるのです。

公園などの将来変わる可能性の少ない隣地を選ぶのも方法です。

将来どのようなものが建つのか、予想して土地を買うことが重要です。

話は、難しくなりますが、用途知識を知っておくことで将来、建つ可能性の建物も知ることができます。

土地探し

お金のかかる土地とかからない土地について。

土地には、土地の代金のほかに建築費が高くつく土地があります。

建築費が高くなる土地には、

  1. 宅地として整備されていない
  2. 地盤が弱い
  3. 道路と敷地の高低の差が1.5m以上ある
  4. 古い擁壁がある
  5. 古い建物がある
  6. 準防火地域
  7. 接道の幅員が狭い

などがあります。

土地の購入前にわかることなので、しっかりチェックしたいものです。

なぜなら、宅地として整備されていない土地を購入すると、思ってもみていない別途工事費用がかかってしまうのです。

敷地内への上下水道管がない場合には配管引き込み工事、地盤が弱い土地は地盤改良工事、敷地に高低の差がある場合は擁壁工事など、建築時に新たな費用がかかる場合があります。

土地を選ぶ時は、注意が必要です。

また、古い建物がある土地を選ぶときは、解体費用のほかに、アスベスト撤去費用がかかる場合もあります。

道路に接している道路の幅が狭い土地は、大型車が使えずに建築資材運搬費用が増加する場合もあります。

安く買えると思っていた土地が、結果的には、価格が高くても地盤の強い更地のほうが安くなる場合もあるのです