2025.07.14

住宅ローン、これからどうなる?

皆様、こんにちは。
弊社は石川県小松市を拠点に、小松市・能美市・加賀市を中心に
「全棟気密検査実施、断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下、
気密性C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を
設計・施工させていただいている小さな工務店です。

2025年、住宅ローンはどうなるの?

今、新築を考えている方にとって最も不安は「住宅ローンの金利は上がるのか?」ということではないでしょうか。

物価は上昇し、電気代・ガス代・ガソリン代も上がる一方。
この流れで、「住宅ローンの金利もついに…」という空気感が2025年に入ってから一層強まっています。

実際、2024年3月には日本銀行がマイナス金利を解除しました。
これは34年ぶりの金融政策の転換であり、住宅ローン金利にも少しずつ影響が出てきています。

実際、ある金融機関も6月から10年の期間限定金利は0.1%上がりました。

金利が上がると、どうなる?

  • 新しく住宅ローンを借りる人は、借入可能額が下がる
  • すでに変動金利で借りている人は、返済額がじわじわ増える
  • 建築業界全体も、受注が鈍化し価格高騰が起きる可能性

住宅ローンの金利が上がると、家計への影響は決して小さくありません。
特に、変動金利を選んでいる場合は注意が必要です。

【結論】変動金利は「金融に強い人」以外、手を出さないほうがいい

確かに、今も変動金利は「見た目の金利」が非常に低く、魅力的に映ります。
しかし、低金利の恩恵を受け続けられる保証はありません

ほんの0.5%上がるだけで、返済総額は数十万円~数百万円も変わってきます。

将来の金利動向を自分でシミュレーションし、上昇時の備え(繰り上げ返済資金・キャッシュフロー調整)が完璧にできるような「お金に強い方」でなければ、変動金利は避けた方が安全です。

金利が上がってしまった場合の備え

万が一、借入後に金利が上昇してしまった場合に備えて、以下の対策をおすすめします。

① 繰り上げ返済用の資金を確保しておく

住宅購入時にすべての貯金を頭金に使ってしまうのはNGです。
手元に余裕資金を残しておくことで、金利が上がったタイミングで期間短縮型の繰り上げ返済が可能になり、総返済額を大幅に減らせます。

② 借り換えを検討する

金利が高くなってしまった場合、低金利の商品に借り換えることで返済負担を軽減できます。
ただし、借り換えには諸費用(数十万円)がかかるため、しっかりと試算が必要です。

金利上昇を見越して、資金計画を立てよう

金利が上がるかどうかは誰にも分かりません。
だからこそ大切なのが、「金利が上がったと仮定しても大丈夫な返済計画」を作ることです。

たとえば、

  • 今の金利より**+2%〜3%**上がっても返済可能な借入額に抑える
  • 将来の収入減少(育休・定年など)も想定しておく
  • キャッシュフロー表を使って「見える化」しておく

など、シミュレーションをしておくことで、安心して家づくりを進めることができます

まとめ:金利より「家計に合った安心」を選ぼう

将来の金利は誰にも読めません。

変動金利の「低さ」に飛びつくのではなく、

  • 長期的に安心できる返済額か?
  • ライフプランに合っているか?
  • 万が一のとき、耐えられる余力があるか?

これらをしっかり見極めて、「借りられる金額」ではなく「返せる金額」にしていくことが、家づくりを成功させる第一歩です。

今後も住宅ローンについての最新情報や、家づくりのリアルな実情をお届けしてまいります(^^)/


📌 アイラシックホームでは、家計や住宅ローンのご相談も無料で承っております。
「家を建てたいけど、お金のことが心配…」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

弊社で建てる建てない関わらず、まずは安心の第一歩を踏み出しましょう。