皆さまこんにちは。
弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に
「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている小さな工務店です。
毎日、暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか?
弊社アイラシックホームでは、8月2日に上棟をしました。
現場は、灼熱の暑さでした。大工さんや監督が倒れないか心配でした。
今日は、外壁の色についてお話します。
今日も私は黒の洋服を着てきたのですが、強い朝日でいつもよりも熱の吸収が
ひどいように思いました。
やはり夏は白Tシャツが最善だと改めて思いました。
では、家の外壁はどうなの?
ということになりますね。
やはり黒の外壁は白い壁に比べて10℃ほど外壁の温度が変わります。
一昨日の上棟の時に板金屋さんが屋根のルーフィングを引きに来てくれた時も
言われていたのが、黒の外壁や屋根の場合、この暑さだとガルバリウム鋼板は
触れないから工事は難しい!と
でも、やはり黒いが壁が気になる!と言われる方もおられるのでどうしたら
よいかお話します。
黒の外壁にしたいのであれば表面温度が上がってしまうのは仕方ないです。
そのあと、断熱材の外側表面に至るまでにどれだけ温度を下げられるかと
いうことを工夫すればよいです。
例えば、通気層くを厚くして通気量を確保するのもひとつです。
躯体内で遮熱材を使うのもひとつです。
してはいけないのが、何も対策をしなくて黒い外壁にすることです。
黒い外壁をにしたい方は、おられると思います、ダメではありませんが、
選ぶのであれば、家が暑くならないように工夫をしたいものです。
では「遮熱」を数値と金額で比べてみましょう!
2つの壁のモデルを比較してみます。
一つは窯業系サイディングに通気層、そして構造用合板+グラスウール100mm
もう一つは、通気層部分に遮熱材(厚さ8mm、両面アルミ箔)を足したもの。
更に、サイディングの色を白色の場合と黒の場合で比べてみました。
結論から言いますと
外壁が白く、遮熱層のある外壁モデルの冷房費が一番安くなり、
外壁が黒く、遮熱層のない外壁モデルの冷房費が高くなります。
まとめると
外壁が黒く、遮熱層のない住宅を基準にすると、
外壁を白くすることで、取得熱は約3分の1になります。
遮熱層をつくることで、取得熱は約4分の1になります。
二つ組み合わせることで取得熱は約12分の1となります。
考えてみると、外壁の色を変えることにお金はかからないのに対し、
遮熱層を入れるには、相当コストがかかります。
となると外壁の色を決める際には、デザインんももちろん大切ですが、
このように灼熱の日が多くなるのなら、どのような色がいいのかよく
考える必要がありそうです。