2025.05.01

あこがれの大きな窓には、“性能”が必須!?

皆様、こんにちは。

弊社は石川県小松市を拠点に、小松市・能美市・加賀市を中心に
「全棟気密検査実施、断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下、
気密性C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を
設計・施工させていただいている小さな工務店です。

「大きな窓のあるリビングに憧れる!」
家づくりを考えたことのある方なら、一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか?

開放的な空間、自然光がたっぷり入る明るい室内。
窓越しに四季の景色を楽しめる…そんな暮らしに、心惹かれますよね。

ですが、実際に「大きな窓のある家に住んでみて後悔した…」という声も少なくありません。
その原因の多くは、“見た目”だけを優先して、窓の性能が不十分だったことにあります。

この記事では、
「大きな窓の魅力」から「意外な落とし穴」、
そして「理想と快適を両立するための窓選びのポイント」まで、
家づくりに役立つヒントを詳しくお伝えします。

■ 大きな窓って、やっぱり憧れる!

まずは、あらためて大きな窓の魅力を整理してみましょう。

✅自然光がたっぷり入って明るい

リビングに広がる自然光。朝の光で気持ちよく目覚めたり、昼間は照明なしでも明るく過ごせるのは嬉しいですよね。

✅空間が広く感じられる

室内から視線が抜けるため、実際の広さ以上に「開放感」を得られます。狭小地でも“広く感じる工夫”として有効です。

✅景色や庭を楽しめる

お庭を丁寧に整えれば、それも“インテリアの一部”になります。室内にいながら四季を感じる、心地よい暮らし。

そんな風に、大きな窓は暮らしに潤いをもたらしてくれる存在です。
だからこそ、後悔しないために「知っておきたいこと」があります。

■ 開放感の裏側にある“落とし穴”

実際にこんな声を耳にすることがあります。

「冬、窓の近くが寒くてソファを置けない」
「午後になると日差しが強すぎて冷房が効かない」
「結露がひどくてカーテンが濡れる…」
「電気代が想像以上に高くなった」

これらはすべて、“窓の性能不足”が原因で起こることが多いです。

■ 窓は「家の弱点」になりやすい?

実は、日本の住宅において、最も熱の出入りが多いのが「窓」です。

  • 夏…外から入る熱の約70%が窓から侵入
  • 冬…室内から逃げる熱の約50%以上が窓から流出

つまり、壁や天井にどれだけ高性能な断熱材を使っても、
窓の性能が低ければ、家の快適性は保てません。
そして、大きな窓であればあるほど、「熱の出入り口」も大きくなってしまうのです。


■ 高性能な窓で「見た目も快適も」あきらめない!

では、大きな窓をあきらめるしかないのでしょうか?

…そんなことはありません!

“性能”をしっかり確保すれば、大きな窓のある家は快適に暮らせます。
そのために、ぜひ押さえておきたいポイントがこちらです。

✅ 樹脂サッシ × トリプルガラス

日本の一般的な住宅で使われる「アルミサッシ」は熱を通しやすい素材です。
一方で、樹脂サッシは熱を通しにくく、断熱性が高いのが特徴。
さらにガラス部分を「トリプルガラス」にすることで、断熱性・遮音性が大幅にアップします。

✅ Low-Eガラス(遮熱・断熱タイプ)

特殊な金属膜でコーティングされたガラスで、太陽の赤外線・紫外線をカットします。
冷暖房効率を下げずに、光はたっぷり取り入れられる、まさに“大きな窓の味方”です。

✅ 高気密・高断熱住宅との組み合わせ

家全体がしっかりと断熱・気密されていることで、窓際も寒くならず、ヒートショックのリスクも軽減
家中の温度差が少ないので、快適性が一段と高まります。


■ 実際のお客様の声をご紹介

実際にアイラシックホームで「大きな窓のある家」を建てられたご家族からは、こんな嬉しい声をいただいています。

「冬でも窓際が寒くないのです!夏は、ぜんぜん暑くありません!」
「朝の光が気持ちよく、1日が明るく始まります」
「結露もほとんどなくて、カーテンが濡れなくなりました」
「電気代が以前の賃貸より安くなって驚いています」

性能をしっかり確保した大きな窓は、ただ“映える”だけでなく、毎日の暮らしの質を上げてくれるのです。

■ まとめ|大きな窓は“性能”で叶える時代へ

「見た目」と「快適性」は、トレードオフではありません。

大きな窓のある、開放的で明るいリビング。
そして、冷暖房の効きがよく、家中が快適な室温に保たれる住まい。

どちらも叶えるために必要なのは、しっかりとした“窓の性能”と住宅全体の設計バランスです。

アイラシックホームでは、「見た目」も「性能」も妥協しない家づくりをご提案しています。
今だけの“理想の暮らし”ではなく、10年後、20年後まで心地よく過ごせる家を一緒に目指しませんか?