これからの時代に必要な本物の高気密高断熱住宅とは?

「太陽光発電って導入した方がいいのかな?」
「デメリットも多いって聞くけど・・・。」

こんな風に迷っておられる方、きっと多いのではないかと思っています。

もちろん太陽光発電には、メリットもデメリットもあります。
ただ、太陽光を設置することで、電力会社から購入する電気の量を減らすことができる大きなメリットがあることは間違いないですよね?
ここ最近は、電気代が非常に高くなっていますので、このイメージだけは伝わりやすくなってきていると思います。

太陽光発電のデメリットを解消する家づくりとは?

また、太陽光の設置にかかるイニシャルコストも手の届きやすい価格になっていて、以前に比べると導入しやすくなってきています。

  • 1
    高い単価の電力購入を抑えるために
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    家計の出費を抑えるために
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    子供の教育にもよい効果がある

など、太陽発電の役割が大きくなってきています。

太陽光発電のデメリットを解消する家づくりとは?

アイラシックホームでは「家を建てたあとの暮らしを心地よくする」、これをテーマに全社で取り組んでいます。

その手段の一つとして、「毎月の光熱費を抑える」ことが大切であると考えています。
その為には、太陽光発電のデメリットを解消し効果的に使い、家づくりのポイントや補助金も含めて、トータルで考えたところをお伝え致します。
具体的な実例も載せてありますので、少し長いですが、最後までお読み頂ければ幸いです。

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太陽光発電の
メリットとデメリット

2023年現在では、世界的に脱炭素社会の実現が急務となっており、私たちの住宅や生活にもその影響が出ています。
例えば東京都は、2025年4月から新築に太陽光発電設置を義務化すると発表されました。

また、東京都以外でも太陽光発電設置義務化を検討されている自治体があり、これからも太陽光発電設置は増えていくでしょう。
この章では、実際その家に住む人にとって、どのようなメリット、デメリットがあるのかをご説明していきます。

太陽光発電は、環境に優しいのはもちろん、光熱費の削減や停電時の安心などたくさんのメリットがあります。
ただ太陽光発電には、導入費用やメンテナンス費用がかかるというデメリットがあることも事実です。

太陽光発電システムを設置したあと後悔することがないように、前もってメリットとデメリットについて理解しておくことが重要です。

1-1.太陽光発電のメリット

まずは、太陽光発電のメリットをお伝えします。

太陽光発電を自宅に設置する
メリット

太陽光発電のメリット①|月々の電気代を節約
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    自分の家で消費して毎月の電気代の出費を減らす

    電気代の高騰について報道されていることもあり、「家計が大変で困っている」「電気代すごいことになった!」というご相談もとても増えています。
    太陽光発電を設置することの自家消費メリットはさらに大きくなるでしょう。

太陽光発電のメリット②|売電で収入が得られる
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    余った電気を売って売電収入を得ることができる

    売電収入とは、太陽光発電で作った電気を自家で消費し、余った電気について電力会社に売ることで得られる収入です。
    住宅用の太陽光の売電価格は、1kwあたり16円(2023年)です。
    10年間は、固定価格で買取が保証されています。

太陽光発電のメリット③|環境にやさしい
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    ニ酸化炭素の排出がなく環境にやさしい

    太陽光発電は、太陽光を電気に変える形なので、発電時に二酸化炭素を排出しません。
    とても優れた環境性があるシステムです。

太陽光発電のメリット④|災害時でも安心
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    災害時の停電の時でも電気を使用できるため、安心を得ることができる

    太陽光発電を設置しておけば、災害などに起きる停電にも電気を使うことができます。
    さらに、余った電気は電力会社に売るのではなく、蓄電池に貯めて発電していない時に使える様にすれば、さらに電気を買う必要がないため家計にも優しくエコロジーな暮らしができ、災害時でも安心です。

続いて太陽光発電のデメリットを見てみましょう!

1-2.太陽光発電のデメリット

メリットの次は、太陽光発電のデメリットについてお話ししましょう。

太陽光発電を自宅に設置する
デメリット

太陽光発電のデメリット①|設置コストが高い
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    太陽光発電システムの設置イニシャルコストが高い

    2021年の経済産業省のデーターによると、設置費用は1kw約28万とされています。
    弊社がある北陸では、積雪の対策などもあり約30万円となります。あくまでも目安であり、購入するメーカーや住宅条件で費用は異なります。
    また、行政の補助金を活用できれば、その分のコストを下げることができます。

太陽光発電のデメリット②|メンテナンスに出費
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    メンテナンス費用が必要になる

    太陽光発電は、計画的なメンテナンスが必要になります。
    ただし太陽光発電のソーラーパネルは、メーカーの性能保証期間を見る限り20年間は利用できると考えられます。
    一方で、パワーコンディショナーは15年ぐらいで交換を考えた方がよいでしょう。

太陽光発電のデメリット③|天候に左右される
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    発電量が天候や地域に左右される

    太陽光発電は太陽の光で発電するので、発電量は天候に影響されます。
    曇りや雨や雪の日は発電量が減りますし、夜間は発電しません。
    また、冬は日照時間が短いので発電量が下がります。

太陽光発電のデメリット④|設置できない構造
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    屋根の構造や地域によっては設置できない

    住宅用として太陽光発電を設置する多くの場合は屋根に設置します。
    新築時であれば、あらかじめ太陽光の設置を考えて設計できます。しかし、既築の住宅の場合、住宅の築年数や構造、屋根の材質や向きなどによって、設置できない場合があります。

この様にデメリットもあります。
こんな太陽光発電ですが、デメリットを解消しメリットを最大化することが大切で、どの様に考えていけばいいのか?
そのあたりをお話ししていきたいと思います。

1-3.一軒の家単位でエネルギー供給と消費を考えよう

太陽光発電は、自分の家で使う自家消費型時代になりました。
「売る」よりも「使う」時代になったと断言しても良いでしょう。
なぜなら、固定価格買取制度(FIT)「発電した電気を電力会社に売って利益を得る」の価格が下がったこと。

また、全世界で広まる脱炭素化による再エネ化、そして現在のエネルギー原料である液化天然ガスや石油、石炭の高騰で電気代も高騰しており、売電価格と購入価格の格差が拡大しているからです。

平たい言葉で言うと、「売ってもメリットがないから、創った電気はお得に使おう!」ということです。

「お得に使う」ということですので、一軒の家単位でエネルギーの供給と消費を考える事になります。
例えば、太陽光発電の電気だけで、一軒の家中の電気消費量をまかなえれば、毎月のエネルギー代はゼロ円になりますよね?
また、電力を購入するにしても、必要最小限であればお得に生活できる様になります。
経済産業省から、ゼロエネルギー住宅(ZEH(ゼッチ))の推奨もされています。
次の章では、そのあたりをお話しさせて頂きます。

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ゼロエネルギー住宅(ZEH)
実現したら?

ゼロエネルギー住宅(ZEH)は、光熱費を抑えられ、補助金がもらえるなどお得な面があります。
では、詳しく調べてみましょう。

ZEHとは?

ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略です。
一言で言えば、「使うエネルギー ≦ 創るエネルギー」になる住宅です。

ゼロエネルギー住宅 ZEH

ちょっと難しくなりますが、厳密には、設計一次エネルギーの消費量と創るエネルギー量の収支をゼロにする住宅のことです。
また高断熱はエネルギーロスを抑えるだけでなく、住宅の各部屋の温度差を小さくすることで、ヒートショックのリスク軽減や結露、カビの発生を抑えるなど健康面でもプラスになります。

ZEHと認められると補助金を受けることができます。

ZEHを実現すれば光熱費(電気代)を抑えられるだけではなく、安心で快適で健康な暮らしができます。

2-1.資源エネルギー庁が普及を目指すZEHとは

経済産業省 資源エネルギー庁では、お得で快適な生活を実現するZEHの普及を目指し、各種政策に取り組んでいます。

グリーン社会の実現

私たちの国は2050年までに、カーボンニュートラル、脱炭素社会を目指すことを宣言しています。
では、住宅に関して見てみましょう。

2030年に向けた住宅の対応

省エネ 新築される住宅についてはZEH基準の水準の省エネ性能が確保される
再エネ 新築戸建住宅の6割において太陽光発電が導入される

上記のように国が普及を目指すZEHとは、

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    外皮の断熱性能を大幅に向上させるとともに、室内環境の質を維持し、
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    大幅な省エネを実現した上で、
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    再生可能エネルギ-(太陽光発電)を導入することにより、
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    年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅

という事になります。

この「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」を実現するためのポイントについて見ていきましょう。

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ゼロエネルギー住宅(ZEH)
実現するポイント

前述の文章を分解してみると、「ZEH実現のポイント④」は「高断熱①」「省エネ②」「創エネ③」の3つということになります。
それぞれについて詳しくお話しましょう。

1つ目のポイントは、「高断熱」です。
「夏は涼しく冬暖かい」は快適な家づくりの基本ですが、それには高断熱が欠かせません。
なぜなら、断熱性能が上がると、家の室内のエネルギー効率が高まり、少しのエネルギーで家の中を快適な温度に保つことができる様になるからです。
これによって使用する電力が減り、月々の光熱費は安くなることが期待できます。
住宅の断熱性能を高めるポイントは、外の熱が伝わる や床、屋根に性能の高い断熱材を入れたり、窓ガラスなどのサッシを断熱性能の高いものにするなどの方法があります。

2つ目のポイントは、「省エネ」です。
冷暖房・換気・給湯・照明などの省エネ性能の高い設備を使うことで無駄なエネルギーの消費を防ぐことができます

3つ目のポイントは、「創エネ」です。
創エネとは住宅でエネルギーをつくる取り組みのことで、太陽光発電システムを住宅に取り付けて電気を創るのが一般的です。
太陽光発電は、太陽光という自然エネルギーを使って電力を作り、自宅の電力として使用します。
また、余った電気については、電力買取制度という仕組みによって電力を買い取ってもらえ、買取金額が入ってきて収入になります

この3つのポイントを高いレベルで実施することでゼロエネルギー住宅(ZEH)が実現可能となり、暮らしの中で電気代などの出費を抑え、健康的でより良い暮らしにつなぐことができます。

それでは「高断熱①」「省エネ②」「創エネ③」について、もう少し詳しく見ていきましょう。

3-1.高気密高断熱でエネルギーロスを減らす【高断熱】

我が家を「お財布にも家族の健康にも地球にもやさしい、本当の省エネ住宅にしたい」と考える方は、高断熱は重要かつ必須の条件となります。
そして高断熱と同じくらい大切なのが「高気密」となります。
気密とは、その住宅にどのくらいすき間があるかを示す指標になります。
どれだけ断熱性が高い家で冷暖房を行なっても住宅のすき間が大きければ、バケツの底の穴から水が流れてしまう様に、大切な熱を無駄にしてしまいます。

高断熱は高気密をもってはじめて正しい性能を発揮します。
どちらの性能が欠けても省エネにはなりません。
建築会社によっては「高気密高断熱」とうたっているだけのところもあり、そこで注文住宅を建てると「エネルギー代が思っていたより高くかかる」と、暮らし始めてからわかる可能性あるということです。

本当の省エネ住宅にするためには高断熱と同様に高気密が必要であり、これらのことを現場で実現できる建築会社を選ぶ必要があります。

アイラシックホームの高気密高断熱

弊社の高気密高断熱は、住宅の「設計時」→「建築時」→「完成後」「住み続けてから」の評価を通して、本物の高気密高断熱を実現しています。

アイラシックホームの独自基準

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    断熱性能 UA値=0.34W/㎡・k以下(HEAT20 G2グレード)

    断熱性能のUA値とは、外皮(壁・屋根・床・窓)を介して住宅全体の熱がどれだけ逃げやすいかを示す数値です。数字が小さければ小さいほど、断熱性能が高く高性能な住宅です。

    日本でも地域によって寒暖が異なるため、それぞれの地域ごとに断熱性能レベルの数値を明確化した「省エネ基準地域区分」が設けられています。寒い地域が1・2地域から始まり、南下していくにつれて地域の数字は大きくなります。

    小松市が該当する区分は6地域ですが、その場合UA値=0.46W/㎡・k以下となります。
    ただ20年先を見据えると、UA値=0.46W/㎡・k以下では断熱性能としては足りません。
    アイラシックホームでは、5地域の基準であるUA値=0.34W/㎡・k以下の厳しい基準で家づくりをしています。

  • 2

    気密性能 C値=0.1台㎠/㎡

    気密性能のC値とは、家の隙間の大きさを表す数値です。数字が小さければ隙間の小さい高性能な住宅です。

    気密性能が高ければ、断熱性能の効果を発揮でき、換気の効率も上がります。また、結露やカビの発生を少なくし、家の寿命を延ばすことができます。

    ということからアイラシックホームでは、気密性能を高めることはとても重要だと考えております。
    基礎断熱工法の基礎工事から、上棟時には大工工事と同時に緻密な気密処理を行い、気密検査まで細心の配慮と工事を行っています。
    気密検査は、実際に行わなければ数値は出すことができません。

    値とすき間の大きさ
  • 3

    換気 第1種熱交換型換気システム

    国土交通省は、室内環境改善目的として、2003年7月から室内の空気を入れ替える24時間換気の設置を義務化しました。
    換気には、排気と給気のどちらも機械で行う「第1種換気」と、排気を機械で、給気を自然に行う「第3種換気」の2種類があります。
    「第3種換気」の場合、各所にある自然給気口から外の冷気(夏場は暖気)が直接部屋に入るため、せっかくの省エネ快適空間が台無しになってしまいます。

    アイラシックホームでは、外気を吸気する際に高い熱交換を行いエネルギーロスの少ない「第1種全熱交換型換気システム」を採用し、省エネである上、適正湿度で花粉やほこりなどの無い快適な空間を保てる形を標準にしています。

    アイラシックホームではこれらの基準値をクリアできるように、住宅の設計時、建築時、完成後の評価まで一貫した取り組みを実施し、本物の高気密高断熱住宅を実現しています。

高気密高断熱については下記のページでより詳しく説明していますので、是非合わせてご覧ください。リンクはページの最後にもありますので、まずは当ページを最後までお読みいただいてからでも大丈夫です。

3-2.エネルギー効率の良い仕組みや機器を使用する【省エネ】

前述もしましたが、省エネには、冷暖房・換気・給湯・照明などの省エネ性能の高い設備を使いましょう。
このことで、無駄なエネルギーの消費を防ぐことができます。

更に付け加えると、HEMSというものがあります。
弊社で新築され方のほとんどはZEH住宅であり、太陽光パネルを設置してのZEHの住宅には、家庭向けの「エネルギーマネジメント・システム(HEMS)」を取り付けています。

エネルギーマネジメント・システム「HEMS」とは?

HEMSとは、センサーやITを活用し、住宅のエネルギー管理を行うシステムです。
家庭で消費・創出するエネルギーを見える化したり、また家庭内で消費するエネルギーを適正に制御することができます。

エネルギーを見える化することで、下記のメリットがあります。

  • 1
    省エネ・節電ができる
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    お家の電気製品の使用量がわかる
  • 3
    電気の無駄を発見できることで省エネにつながる

またスマートフォンと連携させることで、外出先からエアコンのON/OFF操作やお風呂のお湯はりなども可能となるため、日々の生活にも便利に活用できます。※対応機種によります。

HEMSは数年後には、暮らしに欠かせない設備になります。

電気料金の高騰により、家計の圧迫が気になる今こそ、省エネにつながる電気の見える化は重要な手段です。

政府は、スマートメーターやHEMSの導入促進を検討しています。
2030年までには、HEMSが全世帯に設置される予定です。

アイラシックホームの新築住宅では、多くのご家庭でHEMSを取り入れて省エネに努めています。

3-3.太陽光発電を利用しエネルギーを創り出す【創エネ】

自宅で電気を作り出す創エネですが、ご存知の通り太陽光発電が最も一般的で、日本を代表する再生可能エネルギーの一つになります。

太陽光発電とは?

太陽光発電とは、シリコン半導体に光が当たると電気が作られる太陽電池をもとに、太陽の光エネルギーを直接電気に変換する発電方法です。

太陽光パネル太陽光パネル

その太陽光発電のメリットとデメリットを見ていきましょう。

太陽光発電のメリット
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    エネルギー源が太陽光なので、基本的には設置する場所に制限がなく、導入しやすいシステムです。
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    屋根、壁などの使われていないスペースで設置できるので、新たに土地などを用意する必要がありません。
  • 3
    送電設備のない山や農地などの電源として活用できます。
  • 4
    災害時などには、貴重な非常用電源として使うことができます。
太陽光発電のデメリット
  • 1
    気候条件により、例えば私たち北陸では、冬の積雪などで発電出力が左右されます。
  • 2
    イニシャルコストがかかります。ただ、導入コストも次第に下がってきている事や、導入コストを軽減する補助金などもあり、情報も入手していきたいものです。

この様にメリットも多いのですが、デメリットがあることも現実です。
デメリットの大元はイニシャルコストですが、補助金の活用や電気代の累積削減額など、トータルでの判断が重要です。

アイラシックホームがおすすめする太陽光発電

太陽光発電を導入するのでしたら、まずは新築時にご検討いただきたいと考えています。
なぜなら、昨今の電気料金の異常な値上がりとなっており、暮らしの中での出費について、住宅ローンの支払い以外の出費は極力抑えたいからです。

アイラシックホームが
新築時に太陽光発電の設置をおすすめする理由

  • 1

    太陽光発電を住宅ローンに組み込むことが出来る

    太陽光発電を住宅ローンに組み込むことで、低い金利を利用できます。
    返済期間を長期に設定できるのも、住宅ローンの特徴です。
    通常、ソーラーローンで融資を受けると、返済期間は最長でも20年ほどです。
    それに対して、住宅ローンは35年までの返済期間を組むことができます。
    また、団体信用保険が適用されます。

  • 2

    新築時に得られるZEH住宅に対する補助金が、国・県・地方自治体から多く出ている

    例えば、太陽光パネル133万円で設置の場合
    133万円-補助金100万円=33万円 ※補助金は時期により変動あり
    35年ローン(金利10年間0.8%11年後 0.9%)だと、月々900円の支払いで抑えることが出来ます。

  • 3

    太陽光パネルの設置を考慮した屋根の形状を考えることができ、効率的に電気が作れるようになる

    後付けの場合、屋根のかたちを変更できないので、太陽光発電に向かず発電効率が良くないケースが考えられます。

太陽光発電を設置し、余った電気の売る時の売電価格は2023年で1kw/h17円と低くなり、電力購入価格が24円程度ですので、太陽光発電を設置する考え方としては売電よりも自家消費に注目すべきと考えます。

今後も電気料金の値上がりが続くと予想されるなかで、エネルギーロスを極力減らす+ゼロエネルギー住宅(ZEH)のかたちがアイラシックホームがおすすめするものになります。

新築時に太陽光発電をご検討いただくことで、補助金で設置代金を軽減し、発電効率の良い屋根の向きや形状の家づくりを行うことができます。
そして、高気密高断熱と省エネ家電でエネルギーロスを極力減らす、いわゆるゼロエネルギー(ZEH)住宅になっていくのですが、この形がアイラシックホームがおすすめするものになります。

3-4.創り出したエネルギーを蓄えて必要な時に使う

「高断熱①」「省エネ②」「創エネ③」には該当しないかもしれませんが、もう一つ「畜エネ」ということも考えてみましょう。
最近になって、太陽光パネルと蓄電池をセットで使い、光熱費を抑えたいというご家庭からの問い合わせが増えております。

蓄電池は高くて元が取れないという考えもありますが、2023年は電気料金高騰と蓄電池価格の値下がり、そして補助金により費用対効果も上がってきました。

蓄電池が役に立つのかと疑問に思われるかもしれませんが、皆様の身の回りで使用されている携帯電話やノートパソコンなどはバッテリー、いわゆる蓄電池が使われています。
それをもっと大きくした家庭用蓄電システムは、冷蔵庫などの大型家電も動かせるほどの電気をバッテリーに貯めて、好きな時に使うことができます。

蓄電池を使うメリット
  • 1
    電気料金の値上げを回避できるため、出費を抑えられます。
  • 2
    太陽光発電と組み合わせることで、より効率的な使い方ができます。
  • 3
    停電時には家庭向け非常バッテリーとして使用できます。
  • 4
    FIT(固定価格買取制度)が終了しても自家消費が増やせます。
蓄電池を使うデメリット
  • 1
    蓄電池は価格が高いため、コストがかかります。
  • 2
    充電できる回数は無限ではないため、買い替えにもコストがかかります。
  • 3
    設置するために置き場所の確保が必要になります。

ZEHの補助金としては、個人が新築、あるいは回収するZEH住宅についての補助金が出ています。
日本では、再生可能エネルギーの発電量を増やすとともに、住宅の省エネを進めていこうとしているからなのでしょう。
特にZEHの普及に向けた取り組みを積極的に進めており、ZEHに使われる蓄電池への補助金は今後もしばらく続くと思われます。

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アイラシックホームの実例

アイラシックホームの新築住宅は、ほとんどがZEH住宅となっています。
ここでは、その一部の実例をご紹介していきたいと思います。

4-1.アイラシックホームの実例① N様邸

N様邸N様邸

HEMSを採用しており、電気の使用量が見える化できています。
一種換気システムを採用しているので、床下の温度は真冬でも16℃はあります。
大きな吹き抜けがあり、2階も冬暖かく夏涼しいです。

住宅構造 地上2階の一戸建て
木造住宅
延べ面積 122.55㎡
住宅性能 HEAT20 G2グレード
ZEH
エアコン設置 23畳用1台
太陽光発電 6kw
省エネルギー性能 BELS評価★★★★★
断熱性能 UA値=0.32(W/㎡・K)
気密性能 C値=0.1(c㎡/㎡)
平均日射熱取得率 ηAC値=0.9
地域区分 6地域

4-2.アイラシックホームの実例② M様邸

M様邸M様邸

3月時点で、太陽光発電でパワーコンディショナーのMAX容量5.5kwを発電していました。

住宅構造 平屋の一戸建て
木造住宅
延べ面積 87.36㎡
住宅性能 HEAT20 G2グレード
エアコン設置 6畳用1台
太陽光発電 6.75kw
省エネルギー性能 BELS評価★★★★★
断熱性能 UA値=0.32(W/㎡・K)
気密性能 C値=0.11(c㎡/㎡)
平均日射熱取得率 ηAC値=0.8
地域区分 5地域

4-3.アイラシックホームの実例③ N様邸

N様邸N様邸

耐震等級2の証明をしてもらっています。
冬に寒いのはイヤ!と最初からおっしゃられていました。
お引渡し後の2月にご訪問させて頂いたときは、とっても快適に生活できているとおっしゃられていました。

住宅構造 地上2階の一戸建て
木造住宅
延べ面積 138.82㎡
住宅性能 HEAT20 G2グレード
エアコン設置 23畳用1台
太陽光発電 7.2kw
省エネルギー性能 BELS評価★★★★★
断熱性能 UA値=0.33(W/㎡・K)
気密性能 C値=0.16(c㎡/㎡)
平均日射熱取得率 ηAC値=0.9
地域区分 5地域
耐震等級 2
5

まとめ

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
一生に一度、あるかないかの新築住宅。
せっかく建てるのでしたら、最新の技術を上手に使って、お得に暮らせる家づくりをおすすめいたします。

また、本文中でお話しました『高気密高断熱』について、下記ページにて詳しく説明しています。ぜひ合わせてお読みください。