(なぜ、温かい家が必要か!)
今すぐできる住まいのライフハック①
部屋ごとの温度差をせめて7度以内に!
今週から寒気が到来してとっても寒くなりましたね。
寒くなると、家の中に温度差があるのを感じますよね。
これが冬場に血圧をあげる原因になっているのです。
例えば温かい部屋から廊下、トイレに行くと、寒さによって血管が急に縮んでしまい、そこに一定の血液を流そうとして血圧が上がってしまうのです。
加齢とともに動脈硬化が進むため、急激な温度の変化で心疾患や脳血管疾患を起こしやすいと言われています。
65歳以上の高齢者で太り気味の方や、高血圧や心臓の病気、などのある方は肝に銘じて対策をしてほしいものです。
“快適な室温は、床の温度が19度から29度の間で、最低でも足元が15度以上、また頭とくるぶしの温度差は、3度以内に”と言われています。
同じ室温でも床や壁などの温度が低いと寒く感じます。
また、エアコンやファンヒーターの風が直接体にあたると不快に感じますよね。
「なかでも隙間風が入ると体感温度はぐっと低くなります。腰高窓でもカーテンは、床まで垂らし、また玄関や出入り口のドアの隙間はテープでふさぎましょう。暖房効果が高まります。」
重要なお家全体を温めるポイントは窓です。
冬は主に窓を介して“温かさ”が逃げていき夏は窓から“熱”が入ってくるのです。
そのため対策として、まずは、窓の断熱性能を高めることです。
方法は2つあります。
“内窓(インナーサッシ)をプラスする”
“高性能の窓に交換する” です。
高性能の窓とは、複層ガラスでできていて、ガラスとガラスの間に熱を伝えにくいガスや空気が入っているのです。
つまり、インナーサッシ(内窓)を取り付けする形も、高性能の窓に取替するのも原理は同じで、空間が外や室内の熱を遮断しているのです。
そこまでコストがかけられないようなら、プチプチタイプの断熱シートを窓に取り付けてもいいですよ。
住まいとちょっと違うかもしれませんが、冬場に質のよい睡眠をとるためには、軽くて温かい羽毛布団も使うといいですよ。
ヒートショックにならないために、すぐにできる方法としては、トイレや脱衣室などの狭いところでは、短時間で温まるハロゲンヒーターや電気ストーブ、温風ヒーターなどを使うといいですね。
本格的な冬がやってきました。
あなたに合った“温度差を作らない方法”を考えて実行してほしいです。
住まいチェック
1、 部屋ごとの室温を計りましょう!
・温度差が大きい場所はないか
・足元が極端に冷たくないか
2、 寒い場所に暖房器具を置く!
・石油ヒーターやファンヒーターのように空気を汚す暖房器具は避けましょう
3、 カーテンは床までついていますか?
・腰高窓でも床までカーテンを垂らした方がいい
4、脱衣室や廊下など寒くなりやすい場所に暖を取る!
・スイッチを入れるとすぐに温まるヒーターがいい!
5、 布団乾燥機の使用。
・寝る前に乾燥機を使うと温かいお布団で良い睡眠がとれます。
6、 トイレ暖を取る!
・薄型ヒーター、暖房便座を使用する。