2023.06.04

本当に吹き抜けのあるのに寒くない家づくり

皆様、こんにちわ。

弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に

「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている工務店です。

皆様、「ステキだし、解放感もあるから吹き抜けを作りたい!」
と考えておられる方が多いのではないでしょうか?

しかし、先日、弊社で会議を商工会議所のA様も交えて行っていたところ
弊社で建てていただいた理由でお施主様のお声をまとめていたところ

お施主様のお声で
「完成見学会で吹き抜けがあっても冬、寒くなかったので
アイラシックさんで決めました!」

という発表で、A様が
「エッ? 吹き抜けがあっても寒くない?本当? 
僕の知り合いのY様は吹き抜けを作らなければよかった!と言っていましたよ」

「なぜ?」

ということでアイラシックホームのお家がなぜ吹き抜けがあった方が冬暖かいか、
そしてお家の性能のお話を少しさせていただきました。

ちなみにA様は、3年前に新築をされたそうです、
「おかしいなぁ、高性能住宅と言われたんですが・・・冬、寒いですよ!」 

そうなんですよ、

「高性能住宅を建てます!」「冬暖かく、夏涼しい家を建てます」
と打ち出しているハウスメーカーや工務店でも
本当に真冬でも暖かい!というのは本当なんでしょうか?

高断熱・高気密は数字で表します!

高気密・高断熱というのは、どこまで断熱すれば高断熱なのか
人それぞれによって違います。

まだ、日本では、半分近くの家が断熱材の入っていない家があります。
その家を断熱レベル1とするならば、
1に比べれば、2でも10でも100でもすべて高断熱ですね。

暖かい、涼しい は人それぞれ感じ方が違うし、
表現も異なるので、どれが一番いいのか 、全然わかりません。

必ず暖かい、涼しいには理由があり、数字で表されます。

本当の高気密・高断熱の注文住宅とは?

世間の住宅会社さんでは、暖かい家をつくっていると言われていますが、
なぜ暖かい家になるのかという理由を説明できる人はほとんどいません。

「暖かい家を作ります!」なぜなら○○という断熱材を使っているからです

ほとんどそのくらいの話です。

それぞれの断熱材が、どれくらいの断熱力があり、どれくらいの熱容量があるかを
理解したうえで、そこに住まわれる家族のために、最適な素材と量を計算して家を
つくることが、本当の注文住宅だと思います。

断熱性能や耐震性などに対して「これくらいでよいでしょう!」というような
住宅会社が増えないことを願います。

基準ギリギリ、欠陥ギリギリの住宅をあの手この手で作っている建築会社さんが
増えないようにしていきたいものです。

一生に一度、さらに何世代も住んでいかないといけない家をつくるので
100年後も責任が取れる住宅を建てていきたいと思います。

断熱の良さを表す数字とは?

家の性能を表すにはHEAT20グレードなど、様々な基準があり、
住宅の性能を表す数字もいろいろです。

最近では、断熱の良さを表すにはUA値を使われること多くなってます。

ひと昔は、Q値という指標が使われていました。

UA値とQ値の違いは?

二つの違いは、逃げる熱を床面積で割るか、床壁天井の合計面積で割るかの違いです。

お客様にとって、UA値か、Q値かは、たいていどうでもよいと思います。

それよりも、電気代などの光熱費がいくらになるのか、
家の温度は何度くらいに保てるのか

そちらの方が、気になるところです。

永くそこに住み続けていただくには、
住み始めてからの快適さやお金のことが大切になるのかもしれませんね。

Q値とUA値、どちらの数字を見たらいいの?

結論から言いますとQ値もUA値も重要です。

なぜなら、UA値は、断熱の仕様を決めて、窓さえ決めれば
だいたい決まります。
何も努力をしなくても数字が出ます。

どのような無茶苦茶なプランを作ろうが、UA値は変わりません。

しかし、Q値は違います。

断熱の仕様と窓を選らぶと同時に間取りも考慮しなくては、
Q値のよい数字は出ないです。

いかに無駄な外皮面積を少なくし、そのうえでデザインしていくか、
ということまで考えないと、Q値は下がりません。

つまり、住み始めてからの快適性・経済性をどこまで
追求するかを考えないとQ値は下がらないのです。

結局、「うちの家は高性能なのに、光熱費それほど安くないね」

「性能いいはずなのに、寒いよね、隙間風あるね」

このようなお声をよく聴きます。

本当に住みやすい家にはQ値も必要です

本当に冬暖かく、夏涼しいお家にはQ値も必要ということです。

UA値ももちろん大切ですが、そればかりにとらわれると
本当の省エネ住宅にはつながりません。

ぜひ、本当に快適に住みやすいお家を目指していただきたいです。