住宅購入の考え方
まず、家を買うか?賃貸でずっと住もうか?
どちらにしようか迷っておられる方も多いのではないでしょうか。
家を購入するか、賃貸で借り続けるかは、どちらの方が安くすむかということだと思います。
毎月の返済額は現在の家賃から逆算することが安全!
住宅ローンを組む時は、毎月の返済額は家計を圧迫しない金額で設定することがとっても重要です。
「今までの家賃=これからの毎月の返済額」と考えるのはとっても危険です。
例えばお家を建てた場合、固定資産税、管理費、修繕費など毎月かかってきます。
また、後々のリフォーム代も考えておきたいものです。
では、どうすればいいかといいますと月単位ではなく、年単位で住まいの費用を考えることが重要です。
住宅購入前と購入後の年間居住費用をトータルで比較し、つりあっているか確認してみましょう。
例えば現在の年間居住費が120万円なら、購入後の固定資産税や修繕積立金などを引いた額を12か月で割った金額が目安になりますね。
固定資産税や修繕費などが20万円なら、120万円から引いて100万円÷12か月=83,333円が無理のない住宅ローンになります。
家賃に含まれない「修繕積立金」がありますよ、注意しましょう!
マンションを購入される方は、掃除や定期点検など日常的な管理費用にあてる管理費や10年から15年に行われる大規模修繕工事の費用にあてる修繕積立金が必要になります。
マンションの購入後には、管理費が1か月当たり1万円、修繕積立金が1か月当たり約1万円かかります。
ということからマンション購入をお考えの方は、住宅ローンのほかに毎月2万円はかかってきます。
毎月2万円は、忘れてはいけない金額なので、住宅購入を考えるときは、マンション購入の方は、管理費と修繕積立費のセット、住宅は、固定資産税と修繕費のセットは忘れないようにしましょう。
住宅ローンの借り入れは、どれだけにすればいいの?
家づくりには、まず考えなければいけないのが予算ですが、借り入れる金額ではなく、返せる金額で見積もることがとっても重要です。
大きな住宅ローンは将来大きな負担にならないようにしましょう。
そうならないためには、住宅ローン、自己資金、援助金の3つのバランスを考えたいものです。
まずは、建築にかかるお金の総額と諸経費を合わせたお金を上の3つに分けてみましょう。
住宅ローンの借入金が建築にかかる総額と諸経費の総額が80%以下に収まることが1つの目安にしたいものです。
もし住宅ローンの借入金が80%を超えるようならば、将来の負担が重荷になるかもしれませんね。
もう一度住宅の予算を検討しなおしたほうが良いですね。
新築時に必要な諸費用って何があるの?
住宅を買う時に自己資金のうちから頭金を出すこともありますが、それ以外にも様々な費用がかかります。
1、 売買契約時、売買契約書の印紙代 1~6万円位。
2、 ローンの契約時、1つは登記費用とその税金。
3、 土地や建物登記費用として登録免許税、司法書士に登記を依頼した場合の報酬額が2~13万円位。
4、 固定資産評価額のおよそ2%の不動産所得税。
5、 ローンそのものの費用、借入する金融機関により違いますが、事務手数料、保証料、抵当権設定費用などいろいろあります。
6、 あとは、火災保険。団体信用生命保険があります。もし、希望するときはこれに地震保険が加わります。
7、 このほかにも忘れがちなのが、家具代、家電費、(修繕積立金)、引っ越し費があります。
8、 土地の購入が必要なら不動産仲介手数料(物件価格の3%+6万円(税別))がかかります。