住宅ローンを借りるときに大切なのは、調達と配分です。
調達とは、簡単にいうと住宅ローンを借りる方の収入・所得になります。
配分とは、調達した資金でお家にいくら、土地にいくら、諸経費にいくら、と予算を配分することです。
収入はあるから、その収入の範囲で家を建てることができるという計画はできても、それ以前の問題で住宅ローンの審査に落ちてしまうこともあります。
セルフチェックの8をお話しします。
1、 既存債務がある
既存債務とは、過去にカードローンやキャッシングなどの利用があったり、今も利用しているということです。
例えば、車のローンの支払いがあったりリボ払いがある人も対象になります。
ネット通販やジャパネットたかたなどの通信販売で購入している方もここに入るかもしれません。
2、 過去に返済を滞ったことがある
過去に返済を滞ったことがあるということは、考えられないかもしれません。
上のような既存債務があり、その支払いをしていなかったなどです。
よくあるのは、携帯電話の支払いで携帯電話の本体代を分割で支払っている人によくあることなのです。
携帯電話の通話料や本体の分割代などをたまに払い忘れる方おられます。
それが1回や2回あったりするとそれが記録に残るのです。
たとえ1回あっても審査に通らない銀行もあります。
銀行によっては、2回まで大丈夫という銀行もあるので一度確認してみた方がいいかもしれませんね。
携帯電話の支払いなどはお金が無くて払えなかったという人は、あまり聞きませんよね。
3、 転職して3年以内である(または、転職予定である)
住宅ローンを借りるときに働いているということは、とても重要です。
収入があることが住宅ローンを借りるうえで一番重要な条件と言っても過言ではありません。
どの住宅ローン商品も安定しているということがとても重要になります。
転職して3年以内であると住宅ローンを通すことが難しくなったりすることがあります。
転職の予定のある方は、ぜひ相談してみてください。
勤務先の経営が良くなく損失があって赤字続きであるなどの理由で審査に落ちる場合があります。
あなたは、悪くないんですが、働いている会社の状況が良くないということもまれにあります。
4、 給与は歩合給や手当が多い
給与の給与明細を見ると、いろいろな項目があります。
その中でも歩合給や手当が多いと基本給が少ないことが原因で審査が通らないことがあります。
なぜなら給料の大半が歩合給や営業手当、深夜手当、残業手当、など手当がなくなってしまうととられてしまうからです。
収入は、内容も見られていて、基本的には、基本給がベースになります。
5、 大きな病気をしたことがある
住宅ローンを組む場合、団体信用生命保険に加入する必要があります。
過去に大きな病気をしたことがある方は、団体信用生命保険に加入することはできません。
ですから団体信用生命保険に加入義務のある住宅ローンを組むことが難しくなります。
6、 他の人の保証人になっている
他の人の借金の保証人になっている方です。
この場合も調べると必ず記録が出てきますので、他人の借金の保証人になっている方は、住宅ローンを組むことが難しくなります。
7、過去10年以内に借入やクレジットの申し込みを否決されたことがある
過去10年以内に借入やクレジットの申し込みを否決されたことのある方は、その過去に金融事故が起きていたことになります。
これも調査すれば記録が残っているので調査が必要になります。
8、 建築(取得)予定地に法的制限がある
建築予定地によくあるのが高圧電線が走っている。
いわゆる地役権の問題がある土地があります。
そういった場合に権利関係の問題で住宅ローンが通すのが難しくなる場合があります。
いきなり銀行へ行って、住宅ローンの事前審査をしてもらって否決されてしまう。
収入は十分にあるし、そんなに高額な家を建てるわけでもないのに審査に落ちる。
ここで大半の方は、家を建てることをあきらめてしまいます。
なぜなら、なぜ住宅ローンの事前審査に落ちたのかがわからないからです。
そのままの状況ではどの銀行へ行っても事前審査は通らないです。
銀行は否決した理由をあなたに教えてくれません。
理由を教えてはいけないことになっているのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
それは、住宅ローンに詳しい人に相談するしかないのではないでしょうか。
これらのセルフチェックにチェックがある方は、ぜひ個別にご相談をしてみてください。