2022.04.24

暖かい家づくりには基礎断熱!

皆様、こんにちわ。 弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に 「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている工務店です。 小松市下粟津の新築現場で基礎断熱工事完了しました。 壁・床・天井などに断熱材を使って高い気密性・断熱性を実現する高気密・高断熱住宅を アイラシックホームでは新築しています。 アイラシックホームでは、換気システムが第1種熱交換型換気システムを採用しています。 そこで基礎部分に施す断熱「基礎断熱」についてお話しましょう。 【基礎断熱とは?】 「基礎断熱」は、床下空間も室内空間の一つと考えて、基礎のコンクリート自体を 断熱材でおおう施工方法です。 北海道の住宅で試行、検証され昭和50年代に広くいろいろ用いられるようになった 技術で、比較的新しい施工方法です。 建物の最下部の基礎に断熱材を設置し、基礎からの熱の出入りを防ぐことで 床下の温熱環境をコントロールするために、床下に断熱材を入れる「床断熱」に 比べ、気密性が高く、暖かい家をつくるのに最適です。 基礎断熱で床冷えを防ぎましょう! 【「基礎断熱」と「床断熱」の違い】 「床断熱」と「基礎断熱」の大きな違いは、「どこに断熱材を施すか」です。 床下に断熱材を敷き詰める「床断熱」は、断熱材が重さで下がってしまい、 床と断熱材の間に隙間ができてしまうことがあります。 隙間により断熱性能が悪くなり、寒い地域では結露やカビが発生することもあります。 住宅基礎を断熱材でおおう「基礎断熱」は、寒冷地で 普及されていて、 最近では石川県などの北陸でも採用されています。 基礎コンクリート自体に外気温が伝わりにくくして、床下の空間から暖かくする工法なので、 寒い北陸では採用され始めています。 「基礎断熱」のメリット 1,気密性を確保しやすく暖かい家づくりができる。 2,基礎コンクリートの地熱利用で省エネ効果がある。 3,工種が限られるため高い施工品質が確保しやすい。 4,第1種熱交換型ダクト式換気システムや全館空調システムが設置できる。 5,水道管の凍結が防げる。 「基礎断熱」のデメリット 1,シロアリが基礎内に入ってくる場合がある。 2,完成後、1~2年くらいはカビが発生しやすい。 【対策方法1】 ・基礎に定期的に防蟻薬を注入する。 ・床下換気システムにより空気を吸って吐き出すことでシロアリが発生しにくくする。 ・床下の定期点検を行う。 アイラシックホームでは、引き渡し後の家価値サポートで第三者機関による定期点検を行います。 また、弊社の換気は、第1種換気システムを採用しているので床下換気システムもできています。 【対策方法2】 ・24時間換気を床下を含めた換気経路で行う。 アイラシックホームでは、第1種換気システムを採用しているので床下換気システムもできているので 安心です。 「基礎断熱」2つの種類 基礎断熱には、2つの種類があります。 ・基礎外断熱・・・断熱材を基礎の立ち上がりの外側に張る方法 ・基礎内断熱・・・断熱材を基礎の立ち上がりの内側に張る方法 「基礎外断熱」は、熱容量を活用できるので断熱効果が高く、コンクリートの劣化を防ぎ、 耐久性を向上させることができるので、住み心地の向上と床下の環境にもいいです。 しかし、「基礎内断熱」に比べシロアリが入りやすいデメリットもあります。 「基礎内断熱」は断熱性や冷気の侵入等「基礎外断熱」に比べ少し劣るところもありますが、 総合的に見て、「基礎内断熱」の方がデメリットが少ないです。 アイラシックホームでは、基礎内断熱工法を採用しております。 【まとめ】 暖かい家づくりをお考えの方は、気密性断熱性を高くする一つとして どのような断熱工法しているのか、訪問されている工務店で確認することが重要です。