土地が無くて、土地を買って家づくりをされる方で、今の家賃よりも数万円負担された状態で住宅ローンを組まれる方が数多くいらっしゃいます。
しかし、建てた後の暮らしや将来のことまで考えると、たとえ自己資金が無くてもできれば今の家賃ぐらいの負担で家づくりは行いたいですよね。
そして、それを実現するためには、土地の購入費用と建築費用、それから外構費用を出来る限り最小限に抑える必要があります。
その一つである土地購入費用を最小限に抑えるために土地探しの基本的な知識が必要だと思い、土地探しのコラムを書いています。
その1、正しい資金計画を作るまでは、土地を探さない!
自分が土地にかけていい予算を正確に理解していない状態で土地を探さないということです。
この状態で土地探しをしてしまうと、確実に土地にお金をかけすぎてしまいます。
無駄に広い土地を買おうとしてしまったり、無駄に高い土地を買おうとしてしまったりするからです。
そうすると予算が増えてしまい毎月の住宅ローンの返済額が増えてきます。
それゆえ、まずは資金計画を行うことにより、土地にかけられる正確な予算を把握し、その予算の中で土地探しを始めるようにすることが何より重要なのです。
土地探しは、まずは、資金計画を行い、ご自身の予算をきちんと把握してから行うべきです。
そして、あなたの予算内でもし気になった土地があったら、住宅会社に相談し、土地を見てもらい、できることなら、契約前に間取りを作ってもらってください。
そして、予算的にも住みやすさや使いやすさ的にも、問題がないことを確認したうえで土地の契約に進むのが土地購入からの家づくりでは、最善の方法なのです。
その2、不動産屋さんに土地を探してもらわない方がいい!
不動産屋さんに土地を探してもらうと無駄な出費を増やす原因になってしまします。
まず1つ目は、不動産屋さんは、建築に関しては、素人だからです。
形がよかったり、大きな土地で高い案件を提案されることになるからです。
それを鵜呑みにして、高い土地を買ったら返済額がアップしてしまうことになります。
そして、2つ目の理由は、形や日当たりが良い土地の方が売れやすいからです。
みんな日当たりがよい土地を買いたいと思っているため、不動産屋さんは、こういった土地からすすめてきます。
もちろん、みんなが欲しい土地=価格も高いというのは、当たり前ですよね。
3つ目の理由は、土地の値段が高い方がより儲かるからです。
不動産屋さんの収入は、土地の持ち主である場合、“売値-原価”なのでより高く売れた方が儲かるからです。
また、仲介で、土地を売買する場合、仲介手数料は、土地の値段に左右されます。
土地の価格が高ければ、それに連動して仲介手数料は高くなり、土地の価格が安くなれば、それに連動して仲介手数料も安くなります。
だから、同じ手間がかかるのなら、土地の価格が高い土地をすすめるのです。
その3、日当たりの良い土地にこだわらない!
家づくりを考えておられる方のほとんどの方は、日当たりがいいお家にしたいと思われますし、明るくて風通しがいいお家にしたいと思われることでしょう。
そうなると、それが実現できそうな南に障害がない日当たりが良い土地を探し、買おうとします。
しかし、実際にそういった土地に建っているお家を見てください。
果たして、明るくて風通しのいい家になっているでしょうか?
このような土地の場合、お客様に言われるままに南側にたくさん大きな窓をつくってしまいます。
しかし、その窓は、外から丸見えになってしまいます。
そしてカーテンを閉めたままになっています。
それどころか、直射日光がきつすぎてシャッターまで締め切っています。
こうなれば、光は一切入ってこなくなりますし、カーテンやシャッターなど余分なコストをかけなくてはいけなくなってしまいます。
また、日当たりのよい土地は、価格も高くなっています。
建築費に加えて土地代までも割高になってしまうのです。
とにかく何度も言いますが、