2024.02.24

これからの新築は耐震等級3は必要!

皆様、こんにちは、

弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に
「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている小さな工務店です。

令和6年能登半島地震以来、アイラシックホームの見学会に来れれるお客様で、
耐震等級3についてのお問い合わせが多くなりました。

構造の安全に対するニーズは、本当に年々高まってきています。
能登半島地震もあり、ますます家を建てるなら、地震に強いお家を希望される
お施主様が増えてきています。

しかし、

今、建築士の資格をもった方が設計している=構造の安全は確保されている
・・・・・はず

実際、構造の安全性など全く無視しても家を建てることは可能になっています。

構造の安全性など、何も検証していなくても、建築士が設計したから大丈夫!
という危険なお家も存在してしまうのです。

このような家づくりは将来も続くとしたら問題ですよね。

では、これから耐震等級2や耐震等級3をとるための構造計算について話しましょう!

現在、S様とプランの打合せをしているときに、
お施主様から「許容応力計算で耐震等級3をとりたい!」
と言われました。

木造住宅であれば、壁量計算を行って壁の量が足りていることを確認する
簡易な設計方法が壁量計算です。

もう一つが許容応力度計算という構造計算を行って家を建てる方法があります。

危ういものも含めれば

①設計士が設計したから大丈夫(じゃない)

②壁量計算をして構造を確認する

③許容応力度計算(構造計算)している

以上の3パターンがあるということです。
2025年には、①はもうダメになります。
②は基準が厳しくなります。

となると③は本来しっかり根拠のある計算なので変更はありません。

弊社でもお施主様から最近は、「費用がかかっても許容応力計算をしてほしい」
というご依頼をいただいております。

結論として、これからは、①や②での住宅設計はお施主様の安心・安全にはどうかな?
と感じるところです。

また、ここ数年で①や②の方法で家を建てたお施主様にも大きな影響がでてきますね。

なぜなら、必要な壁の量が最大で2倍になるからです。

一番、影響が大きいのが
屋根がスレート、壁が塗り壁(モルタル下地)の平屋です。
これが必要壁量が2倍になります。


他にも
屋根が瓦で壁が塗り壁(モルタル下地)という2階建ての家の1階部分です。
それが、必要壁量が1.6倍程度になります。

様々な条件の住宅がありますが、これからはだいたい1.3倍~2倍という
必要壁量になってきます。

これは、非常に重要なことで、2025年以前に、壁量計算を行って耐震等級3
を確保した!で建てた住宅が2025年時点で既存不適格建築になる可能性は
ゼロではないのです。

もちろん、ギリギリ耐震等級1の住宅は全面的既存不適格になります。

正直に言うと、構造計算を始める前の家が適合不適格になってしまう事例も
出てしまいます。

今までは、壁量計算の場合は、そこまで壁がいらなかったけれど
許容応力度計算をすると、こんなにたくさん壁がいるんですね・・・
同じ耐震等級3がとれるのなら、壁量で計算した方がコストも抑えられて
お得じゃないですか?

というお声も出るかもしれませんが、
今後は、壁量計算の場合も許容応力度計算の場合も
同じような壁の量になるので、これからは、許容応力度計算の構造計算を
お勧めしていく方が良いですね。

また、先日もお客様で「昭和56年に建てられた住宅の長期優良化で
リフォームってできますか?」というお問い合わせがありました。

では、中古物件を購入する場合についてお話しましょう!

今、中古住宅を購入する場合、
1981年(昭和56年)の建物か?(新耐震か)
2000年(平成12年)の建物か?(現行法下)
の2つのポイントが気になるところでしたが、
そこに2025年以前の建物か?というチェックポイントが加わります。

今、日本は、家が余っている時代です。
このような現象を作ったのは、性能の低い建物を70年以上
建ててきたことによりこの空き家社会を生み出したのです。

国としましては、これ以上性能の低い家が日本に建たないように
したいと思っているようです。

このように構造に関する法改正でもそういう意図が強く感じられます。

かわいそうなのは、何かの理由で家を売ることになった方ですよね。
築20年くらいたっていれば、あきらめもつくかもしれません。
しかし、築数年で離婚などの様々な理由で家を売ることに
なってしまった人で、壁量計算で耐震等級3をとっていたけれど
運悪く?既存不適格になってしまう人ですね。

耐震等級3をとるくらいの方なので、地震に強い住宅にした自覚が
あったはずです。
でも、もう時代遅れで現行法規に照らしてみると適合じゃない!
ことが分かるとショック・・・ですよね!

家を建ててしまった方はどうしようもありません。

しかし、今まさに建築会社選びをしたり、設計をしたりしている方も
多いと思います。

そして耐震にこだわりたいということも多いと思います。

「耐震等級3で最高ですよ」と言われたら確認した方がいいですよ。

「それは壁量計算ですか?それとも許容応力度計算ですか?」と

もし壁量計算での耐震等級3だと言われたら
「2025年以降の基準に照らしてもちゃんと耐震等級3になりますか?」と

そこまで確認して、「大丈夫です」と言っていただけたらやっと安心です。

家づくりは焦ったら絶対にダメです!

本当にいい家を建てたいと思うのなら、
家づくりの勉強をしてほしいです。

どうぞご自身の幸せを守るためにも、いろいろ勉強なさって下さい。