2021.06.19

なぜ、新築には換気が必要なの?

換気システムがなぜ新築に必要なのか?お話しましょう

《換気システムとは》

窓を開けなくても換気設備を使用して、

強制的に室内の入れ替えができるシステムです。

建築基準法により取り付けが義務付けられているため、

2003年以降に建てられた日本の住宅には必ず設置されています。

《なぜ換気が必要なんですか?》

それは、一言で言うと「法律で定められているから」です。

2003年に住宅の24時間換気が義務化され、

お家の空気を1時間に0.5回入れ替える機器を取り付けるが必須になりました。

この時期に問題となっていた、ホルムアルデヒドなどのシックハウス問題は解消されて、

現在では、換気の必要性が再び定義されつつあります。

《換気のメリット》

1,結露対策

3人家族の場合100~140㎡の居住スペースでは、

1日平均10.65Lの水分を出します。

結露を放置すると、結露水が発生しカビの原因になります。

お家の木材が腐ったりなど建材の劣化にもつながり 住宅の寿命を縮めます。

2,カビ・ダニの発生

ダニの発生数と換気システムの動かすことには、相関性があります。

換気装置を動かさない場合、ダニの発生率は、急激に伸びます。

逆に、換気装置を動かし始めると、ダニの数は、徐々に減っていくというデータがあります。

 

3,外部空気の影響

我が国には、PM2.5や花粉といった外部からの有害物質が多くあります。

現在では、それらの有害物質が室内に入らないように、外の空気をフィルタリング

して室内に取り込むという役割を換気が行います。

4,CO2濃度

私たちは、人生の9割を密閉された空間の中で過ごしています。

CO2濃度の上昇は、集中力の低下にもつながります。

換気は、CO2濃度を低下させることにより、生活の質をあげる役割を担います。

 

5,省エネルギー

先進システムには熱交換装置がついていて、お部屋の温度を外に逃しません。

少ないエネルギー(電力)でも、最大で90%の熱を回収するので、

冷暖房負荷を大幅に削減し、光熱費を減らすことができます。

また、室内の温度変化が少なくなるため、

冬場のヒートショック対策としても非常に有効な手段です。

ゼロエネルギー住宅(ZEH)や住宅の性能が重視される現在、

「光熱費削減」「快適・清潔」の熱交換機月の換気システムが

最も有効な換気手段ということができます。

アイラシックホームは、第1種換気として熱交換型のダクト式交換システム

「ECOAIR85」「ECOAIR」をご用意しています。
住まいの省エネ性を高めたい場合は、熱交換型の計画換気システムをお勧めしています。