2022.03.03
近年の新築におけるご提案の変化
皆様、こんにちわ。
弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に
「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている工務店です。
家づくりに携わらせて頂いて,年月が経てばご提案もさまざまな変化があります。
その理由の一番は「技術の革新」。
この技術革新によって,家づくりにどのような影響があるのか考えてみたいと思います。
※ちなみにこれの変化は2~3年ごろの変化であって大昔のことではありません。
今回は住宅における「電気コンセント」の変化について考えてみたいと思います。
よく「家を建てた後に後悔したことベスト10」などのランキングには
「コンセントが少なかった」,「ほしいところにコンセントがなかった」
などは昔から上位に入っていました。
しかし,近年は昔ほど叫ばれなくなってきているように感じます。
なぜ?
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一つは
「掃除機」
の技術的革新があったから。
そうです。コードレス掃除機が普及したことで今まで設置していた場所にコンセントが
必要なくなったのです。
今までは廊下で掃除機をかけるときは必ずコンセントが必要でした。
逆に言えば廊下のコンセントは掃除機以外には必要ありません。
これは住宅設計者も昔の名残で「廊下にコンセントあったほうがいいなあ」と今まで通り
設計してしてしまいがち。しかし,実はお客様にとっては必要のない提案だったりします。
コンセント一つもコストですから…
逆にどこで掃除機を収納して,充電するかを打ち合わせ時にお客様に
確認してそこにコンセントを設置しておくことが重要になっています。
後はこのロボット掃除機も大きな技術革新。
実は私も先日購入しました。
友人宅でカーペットなどの障害物も気にせず,掃除してくれるロボット掃除機を見て
大感動。
これなら自宅でも活躍してくれると即ネットでポチってしまいました。
先入観で「うちは家にラグを敷いているからロボット掃除機は使えないだろう」
と思っていました。ダメですね。百聞は一見に如かずです。
そこで必要になるのはロボット掃除機の隠れ家と充電するためのコンセント。
同じく今では家づくりの事前の打ち合わせ時に確認する大切な事です。
その他にも・・・
今後予想される電気自動車の普及。
トヨタは2022年1月に16台の電気自動車を発表しました。
「2030年までにはバッテリー電気自動車をグローバル販売台数30種・350万台目指す」
と言っています。
私はお客様に「今後電気自動車に替えるご予定はありますか?」と打合せでお聞きしますが,
9割のお客様が「たぶん替えない」と仰います。さすがに10年以上先のことまではなかなか考えられないですよね。
しかし,「次乗り換えるなら電気自動車ですか?」とお聞きすると、「たぶん」,「時代がそうなれば」などお答えが返ってきます。
私自身もおそらく次の買い替えは電気自動車だと思います。
後からリフォームで隠ぺいでの配線工事は困難ですし,高額です。新築着工中での工事をおススメしています。
私たちは10年先の予言はできないですが,予想やそれに対しての事前のご提案はできます。
「あの時言ってたこと信じて行ってよかった」と言って頂ける工務店を目指していきます。
今日はここまで。皆様の家づくりのヒントになれば嬉しいです。