注文住宅コラム新築工事
2022.06.18

いよいよ省エネ基準義務化!

2025年、省エネ基準義務化決定!

住宅の断熱性能向上に」向けて、

国は本格的に力を入れることになりそうです。

政府は、この4月、住宅の省エネルギー化を促すための

関連法案を閣議決定しました。

この法改正により、

これまでオフィスビルなどが対象だった

省エネの義務化は2025年度までに

住宅や小規模ビルすべての新築住宅や非住宅の建物に

対象範囲が広まる予定です。

新築を考えているお客様のメリットは?

日本での最低限求められる住宅の断熱性能は、

世界でも低いとされていて、住宅性能の底上げは急がなければいけません。

まずは、2025年に省エネ性能義務化、

そして2030年の新築住宅のZEHレベル義務化にることでしょう。

では、エンドユーザーにとってメリットは?

1,光熱費の削減です。

最近は、エネルギー価格が上昇していますが、

様々な世界の問題から先行きが不透明ということから、

電気料金も今後は上がり、家計を圧迫する可能性があります。

しかし、断熱性能が高ければ、冬でもお部屋の温度が下がりにくく

暖房器具などの省エネ、電気代などの節約になります。

そして「快適性」も期待できます。

お部屋の温度差を抑えることは、コールドドラフトや

ヒートショックの予防になります。

健康を守るには、高い断熱性能は必要です。

また、国は断熱性能の上位等級をつくる予定です。

新しくなるのは断熱等級「5」「6」「7」の3つです。

「5」は今年の4月から、「6」「7」は今年の10月から施工予定です。

性能レベルとしては、「5」がZEHレベル、

「6」がHEAT20のG2レベル、「7」がG3レベルです。

今までの最高等級だった「4」(次世代省エネ基準)は、

「1」~「7」等級の真ん中ということになります。

これからは、脱炭素社会に向けて

私たちアイラシックホームは、家を建てるものとしてお客様にお話しする必要があります。

建築資材の高騰が問題になるのか

断熱性能をあげる上で今、問題になるのが

建築材料価格の高騰です。

コロナ禍のウッドショックに始まり、

建材、鋼材などいろいろな物の高騰しています。

建築会社は、販売価格を上げざるを得ず、

性能向上は、さらなる住宅の価格をあげる要因になる可能性があります。

断熱材やサッシの品質性能はもちろん重要ですが、

施工品質の向上も求められます。

さらに大切なのが断熱性能だけでなく、

気密性能を高めることが重要になります。

これは、住宅の仕様だけでなく、建築会社の施工技術に委ねられます。

高断熱であっても気密性が低ければ、

エアコンで温めた空気が隙間から逃げてしまい、

電気代が高くなる可能性があります。

一生涯の光熱費やメンテナンスコストの低減は、

お客様の新築のイニシャルコストを上回って多くなるはずです。

最初にかかる建築イニシャルコストももちろん大切ですが、

一生涯のランニングコストとメンテナンスを考えていくのが

これからの家づくりではないでしょうか。

アイラシックホームは、プランの段階でランニングコストやメンテナンスコストの

比較できる資料を作成し、ご説明いたします。