2023.03.31

家を建てる前に絶対知ってほしい話

ー新築するーお金の問題

新築をする際「お金の問題」はすべての人を悩ませていると思います。

「自分はいくら住宅ローンを借りられるのでしょうか」

「家づくりには総額でいくらいるのでしょうか」

「建てた後は、返済できるのでしょうか」

そのようなことを考えておられると思います。

もちろん、そういうことも大切です。

しかし、ほとんどの方が見落としているのが生涯コストという考え方です。

世の中には買ったら終わりというものもあります。

メンテナンスや維持管理が必要でないものです。

ところで、車や家は、買ってからもメンテナンスを
はじめとした維持費のお金がかかります。

現在、ハイブリットカーや電気自動車が世の中でにぎわっています。

なぜ、ハイブリットカーが売れるのでしょうか。
最初は高いですが、後で安く収まりそうだからです。

では、お家はどうでしょうか。
お家も車と同じように電気やガスなどエネルギーを使います。

そして、屋根や外壁のメンテナンス、
内装や住宅設備のメンテナンス
お家を維持していくにはいろいろなお金がかかります。

そこで、お家の一生涯にかかる費用

最初にかけるお金と建ててからにかかるお金はどちらが多いでしょうか?

大半の皆様は、「最初にかかるお金」と答えられます。
なるほど、家づくりには、およそ3000万円くらいかかりますから。
そう思われるのもよくわかります。

では、本当にそうなのでしょうか。
残念ながら、ほとんどの場合、
建ててからかかるお金の方が多くなります。
驚きですよ。

毎月の電気代やガス代、メンテナンスコストなど
人は、毎月少しずつ出ていくお金には、鈍感です。

そして残念なことに
今の日本の社会の考え方は、「入り口は低くして、後からお金をもらう」
というのが暗黙のビジネモデルになっているようです。
もちろん住宅業界もそのようになっています。

そうです、後からお金のかかる家がどんどん作られています。
そういう家を建ててしまわないようにしたいものです。

家づくりで失敗しないための話

皆様は、家づくりをするにあたり、誰にご相談されますか?

家族や友達や先輩の方にご相談しますよね。
そして建築会社やハウスメーカーを見に行きます。

しかし、聞かれたお話は、今の日本の常識的なことです。
もし、今の日本の常識が、間違っていたら、信じますか?

これから、私たちは、家づくりに失敗してほしくないので、
これからお話をさせていただきます。

現在、日本は世界でも有数の住宅着工数を上げています。
人口一人当たりの住宅着工数は世界一です。

そして、その住宅の着工により、「空き家問題」が
社会問題になっています。

住宅が増えていることが問題なのに、
まだ、住宅を作り続けているのが日本です。

では、なぜこのような現状が日本で起きているのでしょうか?

日本の過去約1000年間の人口の推移が上記のグラフです。
日本は世界でも特異な人口の増加でした。
明治維新後、ものすごい勢いで日本の人口が増えました。
そして人口の急激な増加のなか、70年前には、戦争などにより
無差別爆撃により、住むところを、壊されています。

そして戦争が終わった当時、日本は世界一住宅が不足していたのです。

もう、何でもいいからたくさん家を作る、質は二の次。
家をたくさん建てることができる会社がどんどん優遇されました。

そのようなことが繰りかえされたのが、昭和から平成にかけてです。
今の日本ンお家づくりの考え方は、その時代につくられました。

「たくさん建てることが、社会の為、質や広さは二の次」
このようなことなので、日本の家の寿命は世界で一番短く、
先進国では一番狭いのです。

このような考え方で、日本は70年間家づくりをしてきました。
日本で作られる建材は「低価格・低品質・低耐久がよい」という
暗黙の常識にになっていて、普通の良心的な建築会社でも無意識のうちに、
低耐久な家を作っているようです。
とにかく安く、どのような収入な方も家を買えるものを
作らなくてはならなかったのです。

建築価格が下がると、住宅会社の利益も下がります。

ではどうしたらよいか。

「お客様には、後でお金をたくさんもらう仕組みにしよう」と考えました。

「入り口は低く、出口は高く」そのようなビジネスモデルを住宅会社は考えています。

後でお金がたくさんかかることが分かると、
私たちは、ながく住もうとしないで、新しく建てかえる方を選びます。

そのようなことが、無意識に住宅業界はやってしまっています。

ひとつ事例をあげます。
耐久性の高い住宅にとって最も重要なことがメンテナンスです。
メンテナンス計画ができていないと、
建てた後でとてもお金がかかる家になってしまいます。

例えば、100年長持ちする商品の中に10年しか持たない部品が
交換できない形で組み込まれていたら、
結局10年しか持たないことになります。

そんな商品、本当にあるの?
100年きれいに保つトイレがそれにあたります。
トイレの便器はほとんど陶器でできています。
陶器は非常に耐久性の高い素材です。
100年きれいに保ってくれます。

100年もきれいに保ってくれるのなら、
「高くても買おうかな」と思われる方もおられるでしょう。

でも日本のトイレは、便器だけではないです。
ウォッシュレットが上にのっています。
説明書には、想定安全期間10年と明記されています。
10年以上使うなら、何が起こっても知らないですよ!ということです。
メーカーさんはタンクレストイレを進めてきます。「すっきりでかっこいいですよね」

10年後にウォッシュレットを交換しようと思ったら
「そのウォッシュレットは廃盤になっています。
交換するとなると便器ごとです」と言われます。

100年もつ便器が10年しか持たない便座で、丸ごとトイレが交換されます。

ウォッシュレットは、ほんの一例です。
住宅耐久性は、上がっています。

メンテナンスのいらない外壁や屋根、高い耐久性のある構造など
住宅の100年時代はいつかやってくると思います。

普通の家づくりをしたら、後でお金がかかります。

では、住み始めてからお金がかからない家にするにはどうしたらよいかお話します。

シンプルに考えると、「雨風をしのげて火災や地震に強く、水がつかないところに

快適で防犯性の高い家を将来お金が無くならないようにつくる

家づくりの根幹はここだと思います。
この項目を十分に満たしてから、かっこいいデザインであったり、
憧れのキッチン、バーベキューができるウッドデッキ等に進みたいものです。

しかし、住宅会社のパンフレットやホーページは基本性能ではないところを強調していませんか?

ロフト、食洗機、ウッドデッキ、○○風デザイン、アイランドキッチン、坪単価○○円

基本性能を高めるということは、とても目立たないことです。
基本性能を高めるということは、野球でいうと基礎体力作りと
バッティングや守備の練習をやり続けるようなものです。


お客様には、そんなことよりもデザインや最新設備で
かっこいいものを訴えた方が伝わりやすいです。

しかし、住んだ後の安心感、快適性、経済性は、
先ほどお伝えした基本性能の中に詰まっています。

だから、お家づくりの予算には家の性能にかけてほしいのです。