2025.12.05

あとから太陽光は本当におトク?新築と後付けでここまで違う!

皆様、こんにちは。
弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に
「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている小さな工務店です。

今回は、【太陽光発電システム】についてのご相談の中でも特に多い 「後からでも取り付けられるから、今はまだつけなくていいのでは?」 という疑問にお答えしたいと思います。

確かに、太陽光パネルは【後付け可能】です。 ただし、「あとでいい」ではなく「今つけた方がいい理由」が、実はたくさんあります。 このコラムでは、デメリットを隠さず、現場での実例も交えながら、事実ベースでわかりやすくご紹介していきます。

1. 太陽光パネルは「後付けOK」だが「コスト増」になる

太陽光パネルは、家を建てたあとでも設置可能です。 しかし、後付けの場合は次のような追加費用がかかることが一般的です。

項目内容追加費用例(あくまで目安)
架台・固定金具の強化屋根の材質や形状によっては、専用の取り付け金具が必要10〜20万円
電気配線の追加工事屋根から分電盤までの電気配線が露出になりやすい10〜15万円
足場代建築時には足場があるが、後付け時は新たに足場が必要15〜25万円
屋根の補強設計時に荷重を見込んでいないと補強工事が必要状況により数万円〜

上記は、弊社にて実際に後付けを検討されたお客様の事例をもとにした【目安費用】です。
屋根材や設置環境によって変動しますが、一般的には後付けで20〜50万円の追加コストがかかるケースもあります。

2. 新築時の設計に組み込むと「効率もデザイン性も良くなる」

太陽光発電の効率は、屋根の向き・傾斜角度・日照条件に大きく左右されます。 後付けでは、既存の屋根形状に合わせるしかありません。

しかし、新築時なら次のような最適設計が可能です:

  • 南面に屋根を広くとる
  • 日照を遮る位置を避けて設計する
  • 屋根形状を片流れにしてパネル配置を最適化

外観も、パネル込みでデザインすることで、すっきりスマートな印象になります。

3. 住宅ローンに組み込めるのは「新築時だけ」

太陽光パネルは、住宅ローンに含めることができるのは”新築時の一括借入”のみです。

後付けの場合:

  • 自己資金で支払う
  • リフォームローン(通常金利2〜3%)
  • 太陽光専用ローン(やや高金利)

【例】200万円の導入で比較:

  • 新築時:金利1%・35年 → 月々約5,600円
  • 後付け:金利2.5%・10年 → 月々約18,800円

月々の負担が3倍以上になるケースも。

4. 保証・メンテナンスも「新築時」の方が安心

新築時に同一業者が一体施工することで、長期保証が一括してつく場合が多いです。

  • パネル出力保証:25年程度
  • 機器保証:10〜15年
  • 施工保証:10年
  • 自然災害補償:火災・落雷・雪害など

後付けだと:

  • 保証が短い(1〜5年)業者もある
  • 施工と建物の保証が分離し、責任の所在が不明確になる可能性も

5. 自家消費時代=「電気は買うより作る」へ

以前は”売電目的”だった太陽光。 現在は、

  • 電気代の高騰
  • 売電価格の下落
  • 蓄電池の進化

により、”自分で作って自分で使う”=自家消費が主流になってきています。

特に、高気密・高断熱住宅との相性は抜群。 日中に発電し、夜に使う。災害時にも安心です。

6. 【後付けのメリット】も知っておこう

ここまで「新築時がおすすめ」とお伝えしてきましたが、後付けにもメリットがあります。

【1】予算を分散できる

新築時にコストが集中するのを避けるため、住宅ローンの支払いに慣れてから導入を検討する人もいます。

【2】最新の機器を選べる

技術進化が早いため、後付けなら数年後により高性能・高効率なモデルを選べる可能性があります。

【3】実際の生活に合わせて容量を決定できる

住んでみて電力使用量の傾向がわかってから、必要なパネル容量を最適に計画できます。

7. 【後付けの注意点】も忘れずに

  • 設備価格が安くなるとは限らない(工事費・足場代がかかる)
  • 屋根構造が対応していないと補強工事が必要
  • 自然災害への保証内容が限定される可能性

後付けする場合は、

  • 事前に屋根の構造強度を確認
  • 信頼できる業者を選定
  • 保証内容を事前に確認

することが大切です。

まとめ:新築時に導入できるなら、その方が安心&お得

太陽光パネルは後付け可能ですが、総合的に見ると──

  • コスト面
  • 設計自由度
  • 金利や補助制度
  • 保証と施工体制

これらのすべてにおいて、「新築時の導入が有利」なケースがほとんどです。

特に高性能住宅(UA値0.34以下、C値0.1以下)では、 少ないエネルギーで快適に過ごせるため、太陽光との相性も抜群です。

初期投資が気になる方も、お気軽にご相談ください。

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なども、見学会や家づくり教室で詳しくご案内しています。

未来に安心な住まいを、一緒に考えていきましょう(^^)