2024.02.03

私のひとり言(やり直しがきかない断熱・気密性)

先日、加賀市山代温泉での完成見学会に30代のご家族が来てくださいました。

途中からご夫婦二人とも「熱い!」と言われ、ダウンコートを脱いでおられました。

この住宅は、UA値=0.34 C値=0.09 の32坪の3LDKの吹き抜けのあるお家です。

1階のリビングにエアコン1台だけを稼働しています。

それでは、私のひとり言

皆様、お家の計画が始まるときは、夢がいっぱいです。

「LDKは対面キッチン、吹き抜けもほしいなぁ!」
「収納もたくさんいるよね」

などあれもやりたい、これもやりやいがいっぱい出てきますね。
できる限り希望をかなえてあげたいと思いますが、
やはり予算に限りがありますね。

取捨選択がとても重要になります。

やり直しのきかない
地盤、基礎、構造、断熱、気密、耐久性
これらは、完成後に見えなくなります。

昨年には、弊社の構造見学会に
「私たちは、見えなくなる構造見学会をされているところで
家を建てたいと思っています」
という30代のご夫婦が来られました。

私たちののおもいとしましては、やり直しのきかないところに
お金をかけていただけると、思っています。
なぜなら、20年後、30年後以降も穏やかな暮らしが
安定して続くからです。

地盤、基礎、構造、断熱、気密、耐久性にお金をかけずに
住宅設備、内装、外装にお金をかけると、
これまでに住宅業界が作ってきた、
安かろう、悪かろうのお家と
それほど変わらない家ができます。

わかっているけど、いざ予算になると
お金の配分をどうするか、という段階になると
見えなくなるものにお金をかけるよりも
お友達にステキと言われたり
SNSでいいね!を集められるものに
お金をかけたくなってしまいます。

そうなるのもわかるように思います。

構造や断熱が重要だと思って家づくりを始めたが、
思っていたより予算がかかるとわかり
「性能なんてどこも同じ」
と自分に言い聞かせ、
ハリボテの粗悪な家で、表面の仕上げと設備だけを
見栄えの良いものにする方は多いのではないでしょうか。

この北陸の厳冬期は断熱の厚さは室温や省エネ性に
そのまま左右します。

春や秋では、高断熱と普通の家でもそんなに変わらないのでは?
と思われるのかも。

とは全然違うんです!

妥協して普通の家を建てた方は、
「そんなに変わらないじゃん!」と信じたい気持ちもわかりますが・・・

だって、自分が選んでしまったからね。
自分が選んだモノは否定されると、心穏やかでわないですよね💦

冬季においては、断熱材の暑さは正義です。
厚ければ厚いほど、暖かい快適な暮らしができます。

ここ小松市では、まだまだ、高断熱を選ぶ方は、多いとは言えないと思います。

この冬も「全然、寒くなかったです」と言っていただきたいものです。

お家を建てた後の穏やかな暮らしが当たり前、
自分の後にこの家に住む方もずっと続いていける
ようにしたいものです。