2026.02.26

「新築なのに寒い……」の正体は、ハガキ3枚分のすき間?

1. 「最高級のダウンジャケット」を着た住まい

私たちが提供するG2・G3グレードの住まいは、
例えるなら「最高級の羽毛がたっぷり詰まったダウンジャケット」

石川県小松市の厳しい冬でも、家全体を魔法瓶のように包み込み、一度あたためた空気が逃げにくいです。

でも、どんなに良いダウンを着ていても、チャックが半分開いていたら……?

せっかくの熱が逃げて、冷たい風が入ってきてしまいますよね。

そこで重要になるのが、家の「チャック」をピタッと閉める「気密処理」なんです。

2. 旧C値基準「5.0」という、今では考えられない数字

「気密性能(C値)」には、かつて国が定めた基準がありました。

石川県でのC値の目標値は「5.0 c㎡/㎡」

数字だけ聞くと小さく感じるかもしれませんが、延べ床面積100㎡(約30坪)の家で換算すると、
なんと「はがき 約3.5枚分」のすきまが家に開いている計算になります。

想像してみてください。

冬の寒い日、はがき3枚分もの隙間から冷たい風が吹き込み続ける家を……。

現代の高性能住宅を建てるプロの視点から言えば、C値5.0というのは「窓を少し開け放して生活している」のと大差ない、非常に厳しい状態です。

しかし、驚くべきことに、現在はこの「5.0」という目安さえも国の基準からは消えてしまいました。

そのため、今でも「国の基準がないから、気密測定なんて不要ですよ」と言い切る住宅会社は少なくありません。

基準がないことを理由に、住まいの「隙間」に無頓着な家づくりが今も行われているのが現実なのです。

私たちが目指すのは、その基準を遥かに超える「はがき 約0.1〜0.2枚分」

名刺よりも小さなわずかな隙間にまでこだわるからこそ、
G2・G3グレードという最高クラスの断熱性能の効果が発揮されます。

3. 「すき間がないと息苦しくない?」という大切な疑問

ここでよくお客様から聞かれるのが、

「そんなに密閉して、息苦しくないの?」という不安です。

答えは、「逆」です。

すき間がない家の方が、空気はきれい。

これを理解するために、もう一度「ストロー」を想像してみてください。

  • すき間だらけのストロー: 途中に穴が開いたストローでジュースを吸っても、空気が漏れてうまく吸えませんよね。
  • すき間のないストロー: 穴がなければ、軽い力でスッと吸い込めます。

家もこれと同じです。

換気扇(ストロー)が空気を吸い出すとき、家のあちこちに余計なすき間(穴)があると、
空気の流れがバラバラになり、汚れた空気が部屋の隅に溜まってしまいます。

4. 「穴」がないから、家中の空気が入れ替わる

家から「余計な穴(すき間)」をなくすと、換気扇の力が家中に行き渡ります。 家全体の空気がゆっくりと流れ、2時間に1回、すべての空気が新鮮なものに入れ替わる。

「高気密」とは、家族がいつも「一番新鮮で、きれいな空気」の中で深呼吸するための、大切な仕組みです。

まとめ:永く快適に、そして健康な住まいを。

気密をしっかり処理することは、冷暖房費を抑えるだけでなく、壁の中に湿気が入って家が劣化するのを防ぐ「寿命」のための工事でもあります。

お客様の快適な暮らしが永く続くために、数値と、数値には見えない手仕事も誠実でありたい。 それが、私たちがG2・G3グレードの住まいに込めている、一番のこだわりです。