皆様、こんにちは。
弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に
「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている小さな工務店です。
第1章:「省エネ住宅」という言葉の落とし穴
1-1. 期待と現実のギャップに戸惑う施主様たち
「省エネ住宅を建てたはずなのに、思ったより電気代が安くないんですよね……」 最近、2020年以前に家を建てた業者仲間と話をすると、そんな溜息混じりの本音が漏れることがあります。

一生に一度の大きな買い物。高い建築費を払い、「これからは光熱費を気にせず暮らせるはずだ」と期待して入居したのに、冬の請求書を見て愕然とする。
とはいっても、2020年以前であれば、今より建築費が1,000万円ほど安く建てられた時代です。
「当時は安く建てられた分、多少電気代が高くても、まだ笑っていられたかもしれないね」と彼らは話します。
しかし、今から家を建てる皆様には、どうか今のうちに知っておいてほしいのです。
建築費も上がり、電気代も上がり続けている今、かつての「少し電気代が高いね」という誤差は、もはや笑い事では済まされない家計の負担になるからです。
なぜ、国が認める「省エネ基準」をクリアしたはずの家で、このような期待外れの事態が起きてしまうのでしょうか。
1-2. 「省エネ住宅」という言葉の定義は、驚くほど曖昧です
今、住宅業界には「省エネ」という言葉が溢れかえっています。
「省エネ基準適合」
「ZEH相当」
「低炭素住宅」専門用語が並ぶと、どれも同じように「燃費が良い家」に見えてしまいます。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
実は、現在の日本の省エネ基準は、本当に「燃費が良い家」を目指すための最低限のハードルに過ぎません。
極端な例えをすれば、制限速度を守って走れる車(基準適合)と、リッター30km走るハイブリッド車(真の省エネ住宅)を、どちらも同じ「いい車」と呼んでいるような状態なのです。
「省エネ住宅」という言葉の響きだけで安心してしまうと、入居後に「こんなはずじゃなかった」という後悔に繋がってしまいます。
第2章:カタログ値(理論値)が「嘘」をつく理由
2-1. UA値は、あくまで「机上の空論」になり得る
家づくりを勉強されている方なら、断熱性能を示す「UA値」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
もちろん、UA値は重要な指標です。
しかし、これはあくまで「机の上での計算値」に過ぎないということを知っておいてください。
想像してみてください。
どれほど厚い断熱材を使い、計算上のUA値が優れていたとしても、もし壁の中に隙間があったらどうなるでしょうか。
せっかく温めた空気はザルのように逃げ出していき、外の冷気が入り込みます。

気密性能(C値)を測定せず、施工精度を数値で証明できない家において、UA値という「カタログの数字」は、時に現実の暮らしとはかけ離れた「嘘」をつくことになるのです。
2-2. 標準的なシミュレーションの罠
多くの住宅会社が提示する「光熱費○%削減!」というシミュレーション。
これらもまた、注意が必要です。
これらは多くの場合、標準的な4人家族が標準的な生活をした場合の、いわば「実験室の中のデータ」に基づいています。
しかし、小松の冬の冷たい北風や、石川特有の湿度の高さ、そして何より「あなたの家族が、何度でエアコンを設定し、どの部屋を何時間使うか」というリアルな生活スタイルは、その計算式には反映されていません。
「誰かにとっての省エネ」が、「あなたにとっての省エネ」になるとは限らないのです。
第3章:信じるべきは「UA値」ではなく「実際の通帳」
3-1. アイラシックホームが「実測データ」に執着する理由
私たちは、カタログに並ぶ★の数や、机上のシミュレーションだけを信じてほしいとは思いません。私たちが最も大切にしている「モノサシ」は、実際にアイラシックホームで家を建て、暮らしているオーナー様が、「今、リアルにいくら払っているか」という実測データです。
営業マンの言葉は時に美化されるかもしれませんが、オーナー様の「通帳の数字」は嘘をつきません。
私たちは定期的にOB施主様へ光熱費のヒアリングを行い、それを蓄積しています。
逃げ隠れできない「証拠」を公開することこそが、お客様に対する最大の誠実さだと考えているからです。
3-2. 実測データの正しい見方
データを比べる際、単に「月1万円でした」という数字だけを見ても意味はありません。
- 延床面積(家の広さ)
- 家族構成
- エアコンの設定温度と稼働時間 これらをセットで見て初めて、その家の「本当の燃費」が見えてきます。
例えば、家全体を24時間まるごと22℃以上に保ちながら、真冬の光熱費が年平均で月5,000円台(※太陽光の売電含む)に収まっている……。
こうした「実測」の重みを知ることで、あなたは初めて「自分の家が、建てた後にどんな家計をたどるのか」を正しく予測できるようになります。
3-3. OB施主様の声が、何よりの教科書です
「アパート時代より家が2倍広くなったのに、電気代は半分になりました」 「冬でも家中で薄着でいられるのに、この光熱費で済むのは驚きです」 こうしたオーナー様の生きたデータは、どんな豪華なパンフレットよりも価値があります。
数値(UA値やC値)は、この「実測データ」という結果を出すための、いわば下準備に過ぎません。私たちは、結果としての「安心」をお届けするために、数値にこだわっているのです。

第4章:小松の湿気は、計算式には載っていない
4-1. 地域性を無視した設計は、家計の致命傷になる
石川県金沢市・小松市の標準的なシミュレーションの多くは、東京周辺の穏やかな気候を基準に作られています。
それは、日射で分けられた地域区分が同じだからです。
しかし、果たしてそうでしょうか。

石川県は、冬は重たく湿った雪が降り、冷たい北風が吹き荒れます。
夏は全国でも有数の高湿度。
この「湿気」が曲者です。
実は、エアコンの電気代の多くは、温度を下げること以上に「空気中の水分を追い出す(除湿)」ことに使われています。
1~8で分けられた地域区分の計算式では、この石川特有の除湿負荷や、北風による熱の奪われ方は正しく測れません。
4-2. 「気密(C値)」こそが実測値を支える最後の砦
どれだけ断熱材を厚くして、カタログ上のUA値を良くしても、隙間だらけの家(C値が悪い家)では、小松の強風によって家の中の温かい空気が一瞬で入れ替わってしまいます。
ストローで飲み物を飲むとき、ストローに穴が開いていたら一生懸命吸ってもなかなか飲めませんよね?
家も同じです。
気密が悪い家でエアコンを回すのは、穴の開いたストローで空気を吸い込もうとするのと同じ。
アイラシックホームが「C値0.1台」という異常なまでの精度にこだわるのは、小松のどんな悪天候の日でも、カタログ通りの性能を「実測値」として叩き出すためなのです。
第5章:アイラシックホームでも「安くならない」ケースとは?
5-1. 全ての人にとって「電気代が半分」になるわけではありません
広告担当として、あえて耳の痛いこともお伝えします。
高性能な家を建てれば、誰でも無条件に光熱費が魔法のように安くなる……わけではありません。
私たちはオーナー様の実測データを集めていますが、中には「思ったより安くならなかった」というケースも稀にあります。
その原因の多くは、家の性能ではなく「暮らし方」とのミスマッチにあります。

5-2. 「性能×暮らし方」の最適解を見つける
例えば、高性能な家は「魔法瓶」のようなものです。
一度温まれば冷めにくいですが、窓を開けっ放しにしたり、設定温度を極端に上げすぎたりすれば、当然エネルギーは消費されます。
また、最新の家電やゲーム機、大型冷蔵庫を複数台お持ちのご家庭では、住宅性能とは別の部分で電気が使われます。
私たちは「家だけ高性能ならいい」とは思いません。
「この性能の家なら、どう住むのが一番家計に優しいのか」。
それをOB施主様の実測データをもとに、お引渡し後もしっかりとアドバイスさせていただく。
そこまでが、私たちの責任だと考えています。
第6章:理想の家を建ててからが、本当の人生のはじまり
6-1. 社長の想い:建てた後の生活が苦しくなっては本末転倒
社長はよく口にします。
「理想の家を建てて、その後、趣味も旅行も外食もすべて我慢して暮らすことはしてしほしくない」と。
今の時代、建築費を上げれば性能はどこまでも上がります。
しかし、それによって住宅ローンの返済が家計を圧迫し、笑顔が消えてしまっては本末転倒です。
6-2. 実測値から逆算する、根拠ある資金計画
だからこそ、私たちは「カタログの理想論」ではなく「実測データ」をもとに資金計画を立てます。
「この性能(建築費)に投資すれば、実際の光熱費はこのくらい下がる。だから、月々の支払いはトータルでこれくらいに収まるはずだ」
この実測に基づいた予測があるからこそ、無理のない、かつ後悔しない予算の配分が見えてきます。
「変えられる部分(設備)」と「変えられない部分(構造・断熱)」を整理し、30年後に「この家でよかった」と笑えるラインを見極める。
それがアイラシックホームの家づくりの考え方です。

第7章:数値の先にある、変わらない安心を。
7-1. 「数値」は、あなたを安心させるための材料です
ここまで、少し厳しい現実や専門的なお話もしてきました。
私たちが「UA値0.34」「C値0.1台」といった数字に執着し、さらにそこから「実測データ」という証拠まで集め続けている理由。
それは、決して自分たちの技術を自慢したいからではありません。
家づくりという人生最大の決断を前に、不安でいっぱいのあなたに、「この家なら、30年後も家計に困ることなく、家族で笑っていられる」という確かな安心感を持っていただきたいからです。
数値やデータは、そのための大切な「材料」なのです。
7-2. 「知っている」ことが、未来の家族を守る武器になる
2020年以前とは、家づくりの環境は一変しました。
建築費が上がり、エネルギー価格が不安定な今の時代、営業マンの「大丈夫です」という根拠のない言葉を信じるのはあまりに危険です。
大切なのは、あなた自身が正しい「モノサシ」を持つこと。
「省エネ住宅」「断熱等級」という言葉の響きだけで選ぶのではなく、その裏にある実測値や地域特性、そして「建てた後の暮らし」までを想定した計画ができているか。
その知識こそが、これから何十年と続くご家族の暮らしを守る、最強の武器になります。
7-3. 迷っているなら、私たちの「教室」へ来てください
もし今、理想と予算の板挟みで悩んでいるなら。
「どの会社の言うことが正しいのか分からない」と立ち止まってしまっているなら。
まずは、私たちの「後悔しないための家づくり教室」へ足を運んでみてください。

「どこで建てることになっても、この知識だけは持ち帰って、後悔しない家づくりをしてほしい」
1948年から小松の街に灯りをともし続けてきた私たちの、これが心からの願いです。