最近、ガソリン代や電気料金が高くなっています。
今日見たガソリンスタンドの看板では、レギュラーが162円でした。。。
毎月の家計を少しずつ圧迫していますよね。
その一つである再エネ賦課金についてお話しましょう。
【再エネ賦課金って何?】
2012年から再生エネルギーの固定価格買取制度が始まりました。
太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーの普及を後押しされました。
それで、固定価格買取制度においては、電力を買い取る際の費用を国民の電気料金に上乗せする形でまかなっています。
これを「再エネ賦課金」と言います。
正式名称は、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」と言います。
【どのように支払っているの?】
私たちが電力会社に毎月の電気料金は、従量制供給の場合は以下の方法で算出されています。
●「電気料金」=「電気の基本料金」+「再エネ賦課金」+「電気料金*」
*燃料等調整費額を含む
再エネ賦課金の料金は、電力会社から毎月届く「電気料金のお知らせ(検針票)」に
電力料金の一部として記載されております。
この制度は、エネルギー電気の調達に関する特別措置法、
通称「再生可能エネルギー特別措置法」により2012年7月から開始しました。
【再エネ賦課金の目的は?】
再エネ賦課金は、再生可能エネルギーの普及促進を目的としています。
再生可能エネルギーの普及が進むと化石燃料の依存を軽減にもつながります。
これにより燃料価格変動による電気料金の高騰を抑えられるというメリットがあります。
再エネ普及により電気料金が下がるという恩恵を受けられることから
電力会社から電気を買い取ったすべての国民から再エネ賦課金を徴収しています。
つまり、再エネ賦課金の制度は、太陽光発電や水力発電、風力発電、地熱発電、バイオマス発電という再エネによって発電された電気を電力会社が買い取り、買取に必要な費用は電気を利用するすべての国民が負担する制度です。
【再エネ賦課金の計算方法】
ちなみに2021年度の再エネ賦課金単価は、1kWh当たり3.36円です。
では、実際に再エネ賦課金をどのように支払っているか、具体的に計算しましょう。
国民の負担する再エネ賦課金は、月々の電気使用量に比例します。
再エネ賦課金として算出された単価にそれぞれの家庭の電力使用量を乗じた額で求められます。
● 「再エネ賦課金=再エネ賦課金単価×電気使用量(kWh)」
例えば1か月の電力使用量が300kWhの場合、2021年度の再エネ賦課金単価3.36円に300kWhをかけると
3.36×300kWh=1008円となり、その月の再エネ負担額は、1008円となります。
【まとめ】
これまで、再生可能エネルギーついて詳しくお話しました。
再生可能エネルギーの普及・拡大を目的として設けられた再エネ賦課金は、2030年ごろのピークまで今後も増額し、2040年にかけて減額される見通しです。
再エネ賦課金そのものは、国の制度として定められているので、電力会社を変えても減額できません。
再エネ賦課金に関係なく電力電気料金を節約したいのならば、
契約している電力会社の見直しで月々の支払いを減らすことができるかもしれません。
また、太陽光発電を自分の住宅に設置することで賦課金を少なくすることができるので、
新築をお考えの方は、太陽光パネルを設置するのも一つの選択肢です。
アイラシックホームでは、補助金を使って太陽光パネルの設置などご提案させていただいております。
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