2023.06.12

電気代高騰の要因とZEHによる削減

ここ1年のうちに皆様の生活を圧迫している電気代。

これからも値上げが続くと予想されています。

その負担を削減できる「ZEH」は、考える余地があるかもしれません。

小松市などで注文住宅を新築で考えておられる方も
少しずつ耳を傾ける方が増えてきているように思います。

今回は、改めて電気代高騰の背景から、
ZEHよる光熱費削減効果についてポイントをまとめてみました。

電気代上昇の要因

今回の電気代上昇の要因については、
皆様がご存知のとおり、「燃料費調整費」の値上がりが関係しています。

ウクライナ情勢や、新型コロナからの回復、円安などを背景に
火力発電にかかる天然ガスや石炭などの燃料の輸入価格が
高騰していて、その調達コストの上昇分を「調整費」として電気代に転嫁させているからです。

今年の6月からは、「規制料金」の一斉値上げが実施されました。

9月からは、緩和措置も終了し、さらなる値上げは避けられないでしょう。

ZEHによる削減効果

では、ZEHにすることで、どれくらいの対策がとれるのか、
簡単なシュミレーションですが、一般住宅との差額についてみてみましょう!

ZEHには、「高断熱」と太陽光パネルによる電気代削減効果が
あるのは言うまでもありません。

しかし、まず「高断熱」による効果について、
建築研究所『エネルギー消費性能計算プログラム』から、一
定条件の下で試算したところ、

ZEH基準(UA値0.6)と一般住宅(UA値0.87)で
電気代が月1,100円の差が出ました。

たったこれだけ?という印象もありますが、
断熱には、数字に表れない快適や健康があるので、
むしろその価値の方が大きいと思います。

一方「太陽光パネル」による削減効果として、太陽光・蓄電池などの
導入シュミレーションツールの開発を手掛ける国際興業の
『エネがえる』で試算したところ

4KWの太陽光パネルを搭載すると月11,000円の差額が生じました。

電気代が高騰しているがゆえに、自家消費した分が差額として
効いていますが、例えば発電した電力をエコキュートの昼間沸かしたり、
蓄電池やEVに貯めて自家消費量を増やせばさらに差額が大きくなると思われます。

35年間の累計では約420万円の電気代削減効果を得ることができます。

仮に今後、年率2%で電気代が上昇していくとすると
(2010~2021年の上昇率は年平均2.5%程度)

35年間の累計で約570万円の電気代の抑制する試算にもなります。

これに「高断熱」による削減も含めれば合計で620万円も削減効果になるということです。

私たちは、これまでの単なる住まうのご提供だけではなく、

お施主様の”暮らし”のご提案をさせていただいております。

先行き不透明な電力事情ですが、

ZEHがその不安を解消できる一つの方法になるのではと思っております。

私たちアイラシックホームは石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に

「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている工務店です。

住宅を建てるにあたって疑問なことがあればなんなりとお気軽に                       「お問合せフォーム」からご質問ください。

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