皆様、こんにちわ。
弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に
「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている工務店です。
新築をお考えの方は、「今建てればいいの?」という不安があるのではないのでしょうか?
物の値段が高騰していて、電気代、ガス代、ガソリン代も上がってきているなか、
住宅ローンの金利も上がるのではないか?という不安があるのではないでしょうか?
世界の先進国の利上げの理由は、物価上昇です。
日本の低金利は、先進国では目立つ状態であり、多くの方は
「日本の金利もそろそろあげられるのでは?」と思われています。
仮に日本銀行が利上げした場合、構造上は住宅ローンの金利は上昇します。
新規に借り入れが減り、日本の建築業界が冷え込むことも考えられます。
また、変動金利が上がると、すでに住宅ローンを変動金利で借りている方の
毎月の返済額が増えて、家計を苦しくすることになります。
このように、日銀の金融政策は、これから住宅ローンを借りる方、
すでに住宅ローンを組んでいる方のどちらにとっても重要な関心ごとになります。
これから、2023年以降の住宅ローン金利の注意するポイントと金利が
上がってしまった場合に備えた対策についてご説明します。
金利が上がる場合の対策
未来の金利を断定することはできません。こういう理由から金利が
上がってしまった時を考えて、対策をとれるようにしておくことが重要です。
金利が上がった場合は以下のような対策をしておくことをお勧めします。
1,繰り上げ返済のお金を残しておく
2,借り換えを検討する
繰り上げ返済のお金を残しておく
繰り上げ返済は期間短縮型で行うと返済期間が短くできます。
新築購入時には、手元の貯金を頭金としてすべて使ってしまう方が
少なくありませんが、手元にお金を残しておくと返済計画に余裕が出ます。
借り換えを検討する
高い金利から低い金利の住宅ローンへの借り換えは、
住宅ローンの総返済額を減らすことが可能です。
住宅ローンの返済時に金利が上がると影響を受けるのは、主に変動金利で借りている方です。
一般的な変動金利だけでなく、期間限定固定金利型で住宅ローンを借り、
当初の金利引き下げ期間終了に伴い、自動的に変動金利に移行されている方は、
比較的高い金利になっていることもあるので、ご自身の借り入れ金利を確認してみましょう。
適用されている金利が高いのでは?と感じる方は、
より金利が低い住宅ローンに借り換えをすることで、
総返済額を下げることが可能性があります。
なお、住宅ローンの借り換えの時は、事務取扱手数料や登記関連費用などの
諸費用がかかるので、それらをめてもメリットがあるのかを確認しましょう。
最近は、がんと診断されただけで、住宅ローンの残債が保険金
によって返済される団体信用生命保険があります。
今、借りている住宅ローンの金利が、高いと思われる方は、
借り換えによって借入金利を下げるだけではなく、よりよい団体信用生命保険を
強化できるかもしれません。
対策:金利が上がる前提で資金計画作成する
金利が上がった場合を考えてキャッシュフロー表を作ることをお勧めします。
金利がどうなるか、わからないです。
それならば、これから住宅ローンを借りる方は、金利が上がるのことを
考えた資金計画を検討したいです。
キャッシュフロー表とは、収入と支出と貯蓄額を時系列で表したものです。
キャッシュフロー表を作成することで、感覚ではなく数字に基づいた選択ができます。
まとめ
将来の金利を正確に予想できないので、金利水準が変わらないのなら、
金利上昇リスクがない固定金利を選択した方が安心なのではないのか!と思います。
しかし、実際に住宅ローンの金利の条件をみると、
固定金利は、変動金利の2倍以上の利率を設定されていることもあり、
最終的には変動金利や期間限定固定金利を選ぶ方が多いという現実です。
実際、日本の住宅ローンの金利は、バブル崩壊以降低下傾向にあるので、
リスクを背負って変動金利を選んだ方が、結果的には低金利の恩恵を受けてきています。
「利率だけをみたら変動金利を選びたいですが、
金利の上昇の可能性が怖い」という方は、金利上昇時に支払いがどれだけ高くなるか
シュミレーションしておくことをお進めします。
例えば借入金額が2%~3%高くなっても問題なく返済できる借り入れ金額を
抑えたうえで変動金利を借り入れするのであれば、
金利が上昇したときに返済が滞るリスクを軽減できます。