注文住宅コラム新築工事
2022.03.27

後悔したくない注文住宅、窓編

3月26日に小松市でお引渡しをさせていただいた完成見学会での

来場されたお客様のお話から、あれ?大丈夫?と感じたこと”窓‘

についてお話させていただきます。

 

 

お客様A様にいろいろ高断熱のお話をさせていただいている時に

上記の写真の掃き出しの窓の位置について

そのA様は、2日後に上棟だということでした。

「掃き出し窓はどこにつけられるのですか?」とお聞きすると

「えーッと、北側と西側かな?」とお答えになりました。

自分は、「大丈夫?」と思いました。それについては答えられませんでした。

 

このように、注文住宅において、窓は設計、プランの段階からよく検討しなければいけません。

 

なぜなら、窓は、

1,採光

2,断熱、遮熱

3,気密性

4,デザイン

5,防犯

 

などを担っているお家の中でも重要なパーツなのです。

家を建てた後に修正、取替はできません。

 

それでは、まずは、よくある注文住宅での窓の失敗からお話します。

そこから導く、成功の秘訣をお話します。

 

1,注文住宅での失敗事例

注文住宅において、窓の失敗というのは、

家が建ち、生活し始めてからようやく気がつくものです。

失敗しないために”知識”と”計画”をしっかり理解しておく必要があります。

 

1-1 設置場所を考えずに失敗

設置場所を考えずに取付してしまうと、失敗する可能性が高くなります。

窓は、たくさんの機能があります。設置場所を間違えてしまうと、

効果が発揮されなくなり、逆に生活を不便にする可能性も出てきます。

 

【設置場所を間違ったことで失敗した例】

 

◆ 日当たりが良くない、暑い

採光のために窓を取り付けたのに、北側に大きなテラス窓をつけたが、

冬は全く日当たりが良くなく、逆に寒すぎて失敗した、

また、西側にテラス窓を付けたせいで西日が当たりすぎて夏は熱すぎて失敗した。

 

では、なぜそうなるのでしょうか。

発生する理由としては、太陽の向きや角度を計算して窓の設置を考えていないことにあります。

また、となりの建物が太陽を遮ったり、外の環境の光の反射によっても左右されることもあります。

ということから窓の設置は、とっても難しいのです。

 

◆ 家具を置けない!

窓の位置によって「家具が置けなくなった」という失敗は多いです。

基本、窓の近くは家具はおけないと思ってください。

理由としましては『外への出入り』『開け閉めする』の行動が難しくなることです。

 

例えば

*外に出るための大きな掃き出し窓を寝室 に作ったのですが、ベットをも窓際に置けずに

部屋が狭くなってしまった。

*家具を置きたかったののに、窓の開け閉めのために、設置できなくなった!

 

ベットや本棚、机などの大きな家具は、できるだけ窓際において、部屋を広く使いたいです。

窓はそれを邪魔することがあるので、設計時から窓と家具の配置は考えたいものです。

 

1-2 窓の数を考えずに失敗した!

窓の数に関しても、慎重に考えなくてはいけません。

なぜなら、窓は設置するメリットも多いですが、反面、デメリットもあります。

窓の数が増えると、デメリットも増えていくことを考慮する必要があります。

では、メリット、デメリットを整理してみましょう!

 

《メリット》

1,外が見えて開放的になる。

2,開けると風を取り込み、暑い夏などは快適である。

3,明るいお部屋になる。

 

《デメリット》

1,外から見られる範囲が広くなり、プライバシイー、防犯面で不安が増える。

2,外気温が窓に伝わり、断熱性能、気密性能にダイレクトに影響する。

3,窓の数の分カーテンが必要になり、掃除も大変になる。

 

窓の数が増えるほど、デメリットも増えてくることを考えたいものです。

 

 

1-3 高性能の窓を選ばずに失敗した!

今では、窓はとても高性能です。

これを選択しなかったために生活を始めたとき、失敗したと思う後悔が来るかもしれません。

なぜなら、最新の窓は、断熱、遮熱、気密性に優れ、

さらに採光、耐久性、デザイン性も向上していて、生活を快適にしてくれます。

 

特に夏や冬はその性能の違いが室内環境に大きく左右します。

夏涼しく、冬暖かいは、窓の性能に大きく影響します。

最新窓である『樹脂窓』『トリプルサッシ』は高額になりますが、

お家の性能と予算と相談の上考えていきたいものです。

 

まとめ

 

窓は、家の中とを外をつなぐとても重要なパーツです。

窓は、一度取り付けたら簡単に、変更できません。

「重要」「変更不可」となれば、失敗してしまった時はの後悔は大きすぎます。

 

そうならないためにも、窓についてたくさん学び、それを活かすことができれば、

あなたの注文住宅において失敗する確率は減っていきます。

 

*失敗事例から学ぶ。

*窓のある生活を想像する。

*親身になってくれる住宅会社をみつけ、その担当者によく相談する。

 

この3つを実践してみてください。

 

あなたの家づくりの窓設置が成功に終わり、快適な暮らしが始まることを願っています。