皆様、こんにちは。
弊社は石川県小松市を拠点に小松市,能美市,加賀市を中心に
「全棟気密検査実施 、 断熱性能UA値=0.34W/(㎡・K)以下 、気密性 C値=0.1c㎡/㎡、耐震等級3の住宅」を設計・施工させて頂いている小さな工務店です。
今年は今のところ、小松市で「家が浸水するほどの大雨」は発生しておらず、その点ではほっとしているところです。ただ、局地的な「スコールのような急激な大雨」が増えているのは今年の傾向です。
土地探しや住宅計画の際に、多くの方が真っ先に気にされるのが「地震」そして、「水害リスク」ではないでしょうか。
そこで今回は、2025年の最新情報を交えながら、特に水害の対策について改めて整理してお伝えします。
① 過去の経験から学ぶ:2022年の浸水被害
2022年8月、線状降水帯の影響で小松市の複数の河川が氾濫し、床上・床下浸水を含む被害は1,200戸以上にのぼりました。
この教訓を受け、現在、市内では堤防のかさ上げや遊水地の整備などの治水工事が進められています。

② 最近も続く注意報レベルの大雨
例えば2025年7月8日夜には、石川県加賀地方で激しい雨が降り、小松市でも一部道路や河川の冠水が発生しました。

その1か月後には、金沢市でも道路が冠水しました。このような局地的な豪雨が増えている今、ごく短時間の大雨にも警戒が必要です。

また台風シーズンに限らず、秋の秋雨前線によって局所的な浸水リスクが顕在化しやすい点にも要注意です。
③ 小松市の気象データから見る季節の傾向
月降水量の傾向
気象庁のデータによれば、2025年6月の総降水量は156.5mmで、特に6月23日には1時間あたり17.0mmもの集中豪雨が観測されています。参照:気象庁データ提供サービス
これは梅雨の時期とはいえ、数十分で道路や庭が冠水するレベルの大雨です。
④ 土地選びと住宅計画でできる具体的水害対策
土地探し中の方へ
ハザードマップで浸水深0.5〜3.0mの区域が広いことを踏まえ、できる限り浸水リスクの低い土地の選択を重視しましょう。
土地が決まっている方向けの対策
相続や事情により条件の土地を選ばざるを得ない場合には、建築段階での工夫が鍵になります。
- 基礎高の確保
一般的に基準はGL(地盤面)+30cm以上ですが、当社では立ち上がり基礎は45cmを確保。GLも高めに設定しています。 - ハザード発生時の差の実例
同一地域内でも浸水した住宅としなかった住宅の違いは、このGL+基礎高さの差にあったという報告もあります。
気密パッキン vs 基礎パッキンの選択
床下通気の取り方により使うパッキンは異なりますが、高気密・高断熱住宅では、穴のない「気密パッキン」を用いて床下への水の侵入を抑える仕様としています。実際、1mの浸水があった際も床下は5mmしか水が侵入しなかった事例も報告されています。
断熱材の選び方も重要
当社で採用している硬質ウレタンフォームは水に強く、万が一浸水しても断熱材が劣化しにくいのが特徴です。一方、グラスウールや吹付断熱だと、大きな被害があった際は断熱材の全面交換になる可能性もあり、注意が必要です。
⑤ まとめ:今こそ見落としのない水害対策を
| 課題 | 対策 |
|---|---|
| 急激な豪雨の頻発 | ハザードマップでリスク低い土地を選び、建物の基礎設計で備える |
| 浸水リスクの見えづらさ | 基礎高を確保し、GLラインを高く設定 |
| 床下への侵入防止 | 気密パッキンを採用し、高断熱素材を使用 |
| 住宅の性能維持 | 浸水時にも機能を保つ断熱施工と構造設計 |
これらの対策を事前に考えることで、住んでからではなく、“建てる前に気づく”ことが可能になります。これは、住む方が安心して暮らし続けられる住まいづくりに直結します。
最後までお読みくださりありがとうございました(^^)
弊社では、浸水や災害に強い高性能住宅に関するご相談も承っています。気になることがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。